「慰安婦」でいじめを受ける在米邦人の子供たち | 月刊誌『祖国と青年』応援ブログ

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青木聖子とその仲間たちが、『祖国と青年』や日本協議会・日本青年協議会の活動を紹介したり、日々考えたことを綴ったりします!
(日本協議会・日本青年協議会の公式見解ではありません。)

 「祖国と青年」2月号には、朝日・グレンデール訴訟報告会「歴史戦の最前線」の報告が掲載されています。

 

 その記事の中で、アメリカのニュージャージー州で助産師をされている永門洋子さんのメッセージが紹介されているのですが、慰安婦問題に端を発した「いじめ」が日本人の子供に対して行われているという深刻な実態を報告されています。

 

 永門さんは、こうした問題を座視できず、韓国系のアメリカ人が多く住む地域で敢然と戦っておられます。

 

 以下、同記事より永門洋子さんのメッセージの要旨を紹介します。

 

 

 私は現在、アメリカのニュージャージー州で産婦人科を開業している助産師です。私が最初に慰安婦問題に気が付いたのは、二〇一三年七月にカリフォルニア州のグレンデール市に慰安婦像が出来た時でした。


 慰安婦問題の一番のポイントは、朝日新聞が「過去に日本軍が二十万人以上の韓国人女性を組織的に強制連行し、性奴隷として酷使し、そのほとんどを殺した」という明らかな虚偽の冤罪を、日本人に着せていることです。


 日本の子供たちが日本人としての誇りを持ち、日米両国の言葉、歴史、伝統、文化を理解し、世界に羽ばたく人材となり、幸せな人生を送ってくれることは、アメリカに住む私たち日本人の大きな願いです。しかしながら、朝日新聞が日本と日本人に対して惹き起こしたこの冤罪によって、今のアメリカで一体何が起こっていることでしょう。


 今、アメリカには合計九つの慰安婦像と慰安婦碑が建っています。その中の五つがニューヨーク州、ニュージャージー州にあります。そしてこの二つの州の近郊の学校では、慰安婦問題に端を発した「いじめ」が、日本の子供に対して公然と行われています。


 例えば、私が助産師として取り上げた日本人の高校生の例ですが、この高校ではマグロウヒル社の歴史教科書が使われています。この教科書には、「日本軍は慰安婦を天皇からの贈り物として軍隊に捧げた」などという虚偽の内容が記されています。そしてこの日本人の男子高校生は、クラスメイトから「レイピスト(強姦魔)」と呼ばれ、唾をかけられ、一時引きこもりにまでなりました。他にも、泣いて謝るまで「謝れコール」が続いたり、バスケットボールの試合で韓国系アメリカ人のチームメイトからハイタッチを拒まれるということも聞きました。

 
 私はこの話を男子高校生のお母さんから聞き、アメリカに住む日本人として何かをしなければならないと思いました。そして朝日新聞が惹き起こしたこの冤罪を、アメリカに住む日本の皆様に広くお知らせすることに決めました。そこで二〇一五年四月から全米三十六都市を網羅する無料の日系新聞に、慰安婦像設置に反対する署名運動等の意見広告を八回にわたり出しました。


 その結果、新聞広告を見たという在米韓国人から「ボコボコにしてやる」というような脅迫状が届きました。韓国系アメリカ人が多く住む地域で、圧倒的少数派の日本人が慰安婦問題で戦っていく大変さと、それに伴う危険を、ぜひ皆様にも分かっていただきたいと思います。