8.15 中央国民集会報告 | 月刊誌『祖国と青年』応援ブログ

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青木聖子とその仲間たちが、『祖国と青年』や日本協議会・日本青年協議会の活動を紹介したり、日々考えたことを綴ったりします!
(日本協議会・日本青年協議会の公式見解ではありません。)

 前回まで、靖國神社参道で行われた8月15日午後の行事「感謝の心をつなぐ青年フォーラム」の報告をしましたが、午前に行われた「第三十回戦歿者追悼中央国民集会」(主催/英霊にこたえる会・日本会議)についても、登壇者の主な発言をご報告しておきましょう。



 主催者代表として登壇した日本会議副会長の小堀桂一郎さんは、終戦の詔書の「堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ、以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス」の箇所に触れて、次のように問いかけました。


 「私ども国民はあの日以来、確かに『堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ』との大御心に帰一する決意を持って、戦後の復興にそれぞれの持ち場において、力を尽して努めてきた。それから七十一年、『万世ノ為ニ太平ヲ開カム』と仰せられた先帝陛下のご念願は、果たして実現したと言えるのだろうか」


 そして、厳しい国際社会の現実を生き抜いていく力は、「国民の守護神として靖國の御社に鎮まり給う英霊の大前で、公に共に連なっているとの意識を持ち、この大道を共に歩むという決意を固めるところから湧いてくる」と語られました。


 同じく主催者代表の英霊にこたえる会会長の寺島泰三さんは、「天皇陛下の靖國神社ご親拝を切望する」旨を述べられた後、次のように述べられました。


「天皇陛下に靖國神社ご親拝を実現していただくための第一歩は、国民の代表である国会議員本人が靖國神社に参拝し、尊崇の誠を捧げることである。そのためには、国会議員の頂点に立つ内閣総理大臣が参拝を行い、定着させることこそ肝要である」



 各界代表の提言は、自民党政調会長代理の新藤義孝さん、動画製作者・KAZUYAさん、弁護士・德永信一さんの三名が、それぞれ登壇しました。


 硫黄島で戦死した栗林忠道大将の孫にあたる新藤さんは、昨年四月に安倍総理がアメリカ上下両院合同会議で演説した際に同席したことに触れ、次のように述べられました。


「安倍総理は、戦後七十年にわたる日本とアメリカとの和解と信頼の証として、硫黄島における戦いと、その後の日米の合同慰霊祭の紹介をされた。かつて激しく戦い合った敵同士が同じ場所に集い、続けて慰霊祭をやっているのは、世界中でただ一箇所、硫黄島のみ。そして、私は当時二十四歳であった海兵隊のスノーデン退役中将と固い握手をした。


 そこにいたのは私ではない。二万人を超える日本の兵士の皆さんの魂がそこにいたのだと思う」


 KAZUYAさんは、知覧に赴いた体験から、鳥浜トメさんと特攻隊員とのエピソードを紹介され、「まだ生きていたかっただろう。やりたいこともたくさんあっただろう。しかし、彼らは日本を守るためにその尊い命を捧げてくれた。このような方々を国家として顕彰しなくてどうするのか」と訴えられました。


 「朝日・グレンデール訴訟」の弁護団長を務める德永さんは、「日本軍が戦時中、韓国・朝鮮人女性を強制連行し、慰安所に送って性奴隷にしたという『従軍慰安婦』の話は、今から考えれば全く荒唐無稽な話だが、本来であれば、私たちの世代が父・祖父の世代に聞き、『そんなバカなことがあるものか』と一言断じてもらえば、それで解決していたはず。それができなかったところに戦後の闇がある」と語られました。