昨日午後、両陛下がパラオでご宿泊になる巡視船「あきつしま」が横浜港を出航しました。
両陛下のパラオご訪問まで、一週間以上ありますが、現地でお迎えする準備をするのでしょう。
あきつしまは、2月にもパラオに赴き、停泊場所の最終確認やヘリの飛行訓練などを行ったといいます。
両陛下は、8日にあきつしまに宿泊され、9日のペリリュー島へはヘリでご訪問されます。
巡視船でのご宿泊という、極めて異例の今回のご訪問ですが、その経緯について、「NEWS ポストセブン」はこんな記事を伝えています。
日程でとりわけ注目されたのは一行の宿泊先だった。今回、天皇・皇后はパラオの宿泊施設ではなく、洋上に停泊する海上保安庁巡視船「あきつしま」の船長室に宿泊する。異例の船中泊が決まるまでには滞在を巡って官邸と宮内庁の間で駆け引きがあったという。官邸筋が明かす。
「パラオの警察官はわずか200人で、警備にあたるのは50人足らず。警備態勢の整ったホテルもないため、訪問はご遠慮いただきたいというのが官邸側の本音だった」
だが、それをはねのけたのは「天皇の意向」といわれている。
「パラオ訪問が警備の都合で実現しなかった経緯を残念に思っておられる両陛下が、“宿泊は船内でも構わない”との見解を示されたと聞きます」(ベテラン皇室記者)
週刊誌でおなじみの、「官邸筋」とか「ベテラン皇室記者」といった真偽不明の情報源ですが、両陛下がパラオご訪問にそれほど強いお気持ちを持っておられた、ということは確かではないでしょうか。