「祖国と青年」3月号のお知らせ | 月刊誌『祖国と青年』応援ブログ

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青木聖子とその仲間たちが、『祖国と青年』や日本協議会・日本青年協議会の活動を紹介したり、日々考えたことを綴ったりします!
(日本協議会・日本青年協議会の公式見解ではありません。)

 本日、「祖国と青年」3月号が無事校了しました!


 3月号のテーマは、「『立』の御製と御歌を拝す」です。


 「祖国と青年」では、毎年3月号で年頭ご発表の御製・御歌、歌会始の御製・御歌についての記事を組んでいますが、今年は特に歌会始の御製・御歌に焦点を当てました。


 改めて振り返ると、今年の歌会始のお題は「立」で、両陛下は次のようにお詠みになりました。


 御製
 万座毛に昔をしのび巡り行けば彼方恩納岳さやに立ちたり


 皇后陛下御歌
 天地にきざし来たれるものありて君が春野に立たす日近し


 特に、陛下の御製は沖縄の琉歌の背景が分からないとなかなかお偲びしにくいものですが、沖縄の玉城正範さん、兵庫の小川洋二郎さんにそのあたりのことを書いていただきました。


 また、今年の歌会始に「召人」として招かれた、歌人の岡野弘彦先生のインタビューが掲載されます。岡野先生は歌会始の選者を28年、和歌の御用掛を25年務められた方です。


 また、岡野先生は歌会始で、伊勢の神宮のことを次のように詠まれました。


 伊勢の宮み代のさかえと立たすなり岩根にとどく心のみ柱


 岡野先生は前回の平成5年の式年遷宮で、内宮のご正殿の前で「庭燎」を焚く役を務められ、そのときの感動を歌会始の歌に詠まれたのです。インタビューでは、そのあたりの興味深いお話も伺いました。



 伊勢の式年遷宮の「遷御の儀」の日程も、内宮が10月2日、外宮が5日で、いずれも午後8時からと決まったそうです。


「遷御の儀」直後の10月12日(土)~14日(祝・月)には、「悠久への祈り―御遷宮と日本人」をテーマに、伊勢で第27回「日本の誇り」歴史体験セミナーを開催します。詳細は、決定次第、「祖国と青年」などでお知らせしますので、そちらの方もぜひご参加いただければと思います