寛仁親王殿下の薨去に伴う諸行事で心労を訴えられ、11日に心臓のご手術を受けられた三笠宮殿下のご回復が順調であると、宮内庁の山本信一郎次長が今日の記者会見で明らかにしました。
朝日新聞の報道によると、聖路加国際病院(東京都中央区)の集中治療室で24時間態勢での治療が続いていますが、ご容体は安定。ベッドの上で上体を起こし、手や足を動かされたり、車いすに乗って少し移動するなどのリハビリを進めておられるそうです。また、口から軟らかい食事をとられ、毎日お見舞いに訪れる妃殿下と会話も交わされているといいます。
ご手術成功後の三笠宮殿下についての報道がほとんどなかったので、お案じ申し上げておりましたが、今日の報道で、集中治療室にまだいらっしゃるとはいえ、ご回復の方向に向かっていることを知り、少し安堵致しました。
三笠宮殿下は昭和天皇の弟君にあたられ、御歳96。ご高齢でのご手術は私共の想像を超えるご負担があられるものと拝察しますが、一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。