心無い言動はどちらもどちら | 生活保護で生活を立て直そう

生活保護で生活を立て直そう

こんにちは
数年前、家族で生活保護を受けていた朝子です

一部の不正受給者や心無い方々に
蔑まれている生活保護制度

なかなか聞けないことや
不安、気になってることを
元受給者で現在は低所得世帯の視点でお話しています

あなたの人生の補助になれば幸いです

こんにちわ
朝子です

生活保護受給者に対して批難をする方には
目茶苦茶な罵声を浴びせる方と
実際の心無い言葉や行動を見て、ご意見する方とが居ます

前者に対して
共感する気もなければ、理解する気もありませんが
後者に関しては、現在、受給者側の立場としてお詫びを申し上げたいです

別に、代表でもなんでもないのですが…


先日見かけたお話では
「近所の生活保護受給者の施設みたいな所の周りは
ゴミだらけで汚い。衛生的に居ない方がいい」

というご意見

ちょっと悪意のある極論ですが、確かに事実であれば残念です

でも、このお話に関して、朝子が感じたのは
「反社会勢力に保護費を巻き上げられている方々では?」
「保護受給者の施設だからと、心無い方々がゴミを捨てているのでは?」
「高齢者や傷病者ばかりで、掃除が出来ない状況なのでは?」
などなど

もしかしたら、その様な事情も考えられます

続いて
「生活保護受給者にアパートの部屋を貸していますが
「俺は国から保護されているんだぞ、大切にしろ」と発言します。」

というご意見

この方、修繕やらなにやらで部屋を伺うそうですが
物凄くモヤモヤしているそうです

このお話に対しては、朝子も本当にモヤモヤします

本当に気の毒で、申し訳なくもなりますし
生活保護受給者に対して不信感が募るのもごもっともです

心中お察しします


ただ、これは保護の受給者に限らず
人間そのものの問題ですよね

すなわち、生活保護の受給者側による不正受給に至っては
個々の人格の問題が大きいものだと思うのです

不正でなくとも、
やはり自分の力ではどうにもならないから助けてくれた
国の制度

そして、その制度を支える国民の皆さんに対して
感謝の心を持つのは、人として最低限の事だと思うのです


このお話を別の事で例えましょう
レストランなどのお客さんと店員さん

お客さん「金払って食べてやっているんだ」
店員さんは「提供してるから食べられてるんだ」

どうでしょう?
この思いのぶつかり合いは、どっちもどっちですね


先ほどの大家さんはきっと
「アパート借りてくれてありがとう」
普段はその様な想いで、接されているのではと思うのです

ですが、その優しい想いも
「借りてやっているんだ」などと言われたら
相手が受給者でなくとも、悲しくなってしまうと思うのです
(発せられている台詞にも問題ありですよね)


保護受給者だからって恥じる事は無いと思います

ですが、「保護を受給してやってるんだ」と言うお気持ちは
恥じて頂きたいです

もちろん、「俺達の税金で食わせてやっているんだ」と言うお気持ちも
恥じて頂きたいです

どっちもどっちです

どちらも、人として
恥ずかしいと思います


願わくば
「保護で助けてくれてありがとう」
「命を大切にしてくれてありがとう」

そんな風に、お互いがお互いを思いやれるような
そんな世の中になって欲しいです