9月18日に日本テレビで放送された「東野幸治の福島移住計画」でも紹介された南相馬市でのリアル移住計画を紹介します。
ワーケーションがきっかけで動きだした福島移住計画。
GOTOさんの移住候補地のひとつに福島県の南相馬市があります。
今回は個人的に移住検討者向けの支援制度を使い南相馬市に行って来ました。
今回は、東京都内から福島県南相馬市の中心地でもある原ノ町駅までは特急ひたちで向かうことにしました。
交通費は、移住活動を行い手順に沿って正しく申請すると最大38,000円(沖縄の場合)の補助が受けられます。
補助金は居住地が東京8,000円、千葉9,000円、神奈川10,000円・・・といった具合です。(全国から可能)
この補助金は、南相馬で移住をするための住居や仕事探しなど移住前活動に使えます。
ひたち13号は品川駅12:45出発で16:20に南相馬市の原ノ町駅に到着します。
特急ひたちの車内はこんな感じで、海沿いを走るため海を見たい場合は往復ともにA席がお勧めです。
停車駅は意外と多い印象ですが特急列車での旅行は久々のためのんびりと車窓を眺めながらなので楽しいです。
ちょうど、福島第一原発処理水の件で岸田総理が現地視察に来るタイミングのためいわき駅周辺は緊張した雰囲気でした。
ときどき綺麗な海も見えて来ます。
南相馬市の中心地、原ノ町駅に到着です。
原ノ町駅から徒歩5分ほどの場所にある「移住相談窓口 よりみち」でお試しハウスのチェックインを行います。
ここで、お試しハウスの説明と鍵を受け再び常磐線に乗って小高駅に戻ります。
お試しハウスのある小高駅は原ノ町駅からいわき方面に10分くらいの場所にあります。
お試しハウスとは、南相馬市で移住に向けて活動する方が、2泊3日から30泊31日までの無料で使える宿泊施設です。
小高駅周辺は民家はありますがお店は少なくとても静かな場所で到着時は夕方だったため少し寂しさを感じます。
小高駅から徒歩で5分の場所に移住検討者が無料で使える「お試しハウス」があります。
こちらが無料で使える「お試しハウス」です。
2棟あり今では1グループ1棟使えます。間取りは同じとのことです。
お試しハウスは、1回の申請で30泊31日まで無料で使え、光熱費や水道代も掛かりません。
但し、節水や節電には厳しいです。
ドアを開けると広い玄関に2階へと続く階段があり、奥のドアが浴室、手前のドアがトイレになっています。
廊下をまっすぐ行くとキッチンがあり、左側の階段前のドアがリビングルームです。
リビングルームはとても広くテレビ(1台)、エアコン(各部屋に1台)、冷蔵庫、電子レンジ、調理器具、食器、洗濯機(洗剤、柔軟剤)、自転車(無料3台)など生活に最低限必要なものは何でも揃っています。
リビングルームの隣には8畳の和室があり、2階にはトイレと8畳の和室と洋室が1部屋ずつあります。
退去時には、掃除、洗濯、ごみの分別を行うこととなっているため、退去日は朝から忙しいです。
お試しハウスのある小高駅周辺には生活に欠かせないお店は少ないですが、ローソンとセブンイレブン(徒歩5分~10分)、郵便局(10分)、小高ストア(徒歩10分)があります。
下の写真では「郵便局」の向いにある三角屋根が「小高ストア」です。
線路を渡った反対方向には大型のホームセンターと100円ショップ(小高駅から徒歩10分)もあります。
二日目以降は、移住相談含め物件と仕事探しを行いながら、自転車を借りて南相馬市の生活環境調査を行います。
生活環境調査一環で、防災センターへ。ここでは東日本大震災が起こった直後からのパネルが時系列で展示されていたり、津波の高さを再現するポールが立っています。
ポールの青くなっている部分が12年前に福島県相馬市を襲った津波の高さ9.3mです。
撮影は2階からしたものですが、津波の高さは防災センターの3階に届きそうでした。
2階の壁一面には、各地から送られた応援メッセージが展示されています。
福島県の南相馬市含め浜通り(12市町村)で気になる事は福島第一原発の原子力災害での放射線問題です。
現在も当時の原子力災害での処理水を海に放出について連日ニュースでも取り上げられています。
小高駅の駅舎内の空間線量は「0.098μ㏜/h」です。
小高駅前では「0.104μ㏜/h」
2023年8月5日の福島県川俣町では、「0.212μ㏜/h」
空間線量は風向きなど条件で変わりそうですが、全国的に比べても少し高めです。
しかし世界中から比較した場合では低めであると感じます。
南相馬市のお試しハウスや交通費補助は、移住に向けた企業訪問や物件探し、移住コーディネーターとの面談などが条件です。
少しでも福島県の南相馬市を含めた浜通り(12市町村)に興味をもたれた場合は、2泊3日9,000円や1泊2日5,000円の移住体験ツアーを募集中です。(9/18現在)
東京駅の出発になります。
南相馬市の移住前活動に向けた支援
①居住地から南相馬市までの交通費
②無料のお試し住宅
③南相馬市内のレンタカー、タクシーの補助金
④移住相談窓口(よりみち)
⑤格安の移住体験ツアー
ほか・・・
それぞれ利用には審査、面談があります。
2023/8/25