こんばんは(*^_^*)


今日は議会、市民生活委員会で


議案外質問が行われました。


私はDV問題をとりあげました。



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パープルリボンについて


11月12日から25日まで


DV防止週間でした。


東京タワーなどがパープル色に点灯されました。


それにちなんで、今日はパープルの服で(^_^;)


同じ11月は児童虐待防止月間でもあります。


さいたま市では、児童虐待においては、


全庁的な取り組みで、


議員にも写真で示しているようなバッジの配布がありました。


それに比べて、パープルリボンは・・・・


せめて、週間の期日やパープルリボンの紹介を


プリントでお知らせするくらいは、してほしいと訴えました。


この件に関しては、来年から改める約束をしてもらえました。


次に自立支援について


DV被害者のほとんどが専業主婦です。


コピーの取り方ひとつわからない方も珍しくありません。


そういう方がいきなり社会に出て働こうとしても


うまくいきません。


実際に自立したいと思っても


就労して自立できる例はまれです。


もうひとつ、大きな理由として心の傷。


被害者は心に大きな傷をもち、


たとえば、男の人を見るだけでこわいなど、


後遺症に悩まされています。


そういう方々の自立支援の場として、


福祉的就労の場、職業訓練的な場所が求められます。


実際にNPOの主催で行われている手芸サークルなどは、


同じ傷をうけた方々の交流の場にもなって、


非常にいい結果を出しています。


そしてもうひとつ、


子どもの支援。


子どもも同様に大きな傷を受けています。


DV被害者のお子さんは、100%近く学習にも遅れがみられます。


小学6年で、九九ができないのも珍しくないです。


生活保護世帯に学習支援事業が行われていますが、


DV被害のお子さんは、通常の教室にはなじめない・・・


やはり、同じ傷を受けた子どもたちへ支援の場が求められます。


市の答弁は、設置に向けては、後ろ向きでしたが、


実態を認め、そのケアの重要性は認めました。


3番目に配偶者暴力相談支援センターについて


配偶者暴力相談支援センターは、


都道府県に設置義務がありますが、


平成19年から市町村にも努力義務とされました。


政令市では、ほとんどの市が設置済です。


さいたま市はいつ設置するのか?


答弁では、平成26年中にと、言うことでした。


ここで、申し上げたいのは、


今ある市の相談機関、パートナーシップさいたまの


延長線上の取り組みでは意味がないと言うことです。


今の実態は・・・DVを受け夜間に警察に保護されるとします。


警察では一泊分の宿泊費を出してくれます。


これでホテルに泊まって、


翌日、市のパートナーシップさいたまに相談するといった流れ。


けれども実際はホテルが近くにない。


探す気力もないわけです。


被害者は身も心もボロボロですから。


そこで、警察の待合室で過ごしたり、


NPOの方が警察にお迎えに行ったりしています。


国は、市町村による被害者支援施策のなかに


緊急一時保護所の設置、


ステップハウスの設置などをあげています。


配偶者暴力相談支援センターには、


一時保護所の設置が必須です!


市は、他市の例で設置しているところがないから・・・


と渋りましたが、


そんなことばかり言うからダメなんです。


さいたま市が率先して設置すればいいのです!



それからステップハウス。


ステップハウスは、シェルターほど縛りがなく、


シェルターは2週間で出なければなりませんが、


ステップハウスは6ヶ月いることができます。


そこにいて被害者はゆっくり自立の準備ができます。


そのなかに福祉的就労の場も設けられます。


今、民間NPOのステップハウスは市内に一ヶ所ありますが、


すべてボランティアで大変なご苦労があるようです。


配偶者暴力支援センター内にステップハウスの設置が難しいのであれば、


民間への支援が必要ではないでしょうか?


先ほど示した警察へのお迎えに行かれたのも


ステップハウスの方です。


市は、今も民間ステップハウスの方々と連携を取っていると、


頼っていることを認めました。


だったら、支援すべき!


さいたま市がDV被害防止、支援を本気で考えるなら、


更なる取り組みが必要なはずです!


今後も注視していきたいと思います。



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