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思春期で会話がなくなっても、親子のつながりはなくならない

(現在30歳の愛ちゃんと私)
子どもが小さい頃は、
あんなにたくさん話してくれたのに。
学校であったこと。
友達のこと。
うれしかったことも、嫌だったことも。
何でも話してくれていた子が、思春期になると、
「別に」
「わからない」
「うるさい」
そんな短い言葉しか返してくれなくなることがあります。
わが家の息子たちにも、ほとんど会話がなくなった時期がありました。
話しかけても返事がない。
聞いても、何を考えているのかわからない。
親としては、心配になります。
学校で何かあったのかな。
友達とうまくいっているのかな。
このままで大丈夫なのかな。
子どものことを知りたい。
何かあれば力になりたい。
そんな気持ちから、つい質問を重ねてしまうこともありました。
けれど、聞けば聞くほど、子どもは話さなくなります。
親が近づこうとすると、子どもは離れていく。
頭では「思春期だから仕方がない」とわかっていても、寂しさや不安はなくなりませんでした。
そんな息子たちも、体調が悪いときや疲れているときには、
リフレクソロジーを受け入れてくれました。
普段なら、触れられることを嫌がる年頃です。
けれど、
「足、やってあげようか」
と声をかけると、黙って足を出してくれることがありました。
私は、無理に話しかけず、ただ足に触れます。
返事を求めることも、学校のことを聞くこともしません。
足をゆっくりと包み、息子の呼吸や身体の様子を感じながら
リフレクソロジーを続けました。
すると、
身体がゆるみ、リラックスしてきた頃に、息子のほうからぽつりと話し始めるのです。
学校であったこと。
友達のこと。
困っていること。
本当は言いたかったこと。
こちらが一生懸命に聞き出そうとしていたときには話さなかったことを、
足に触れているときには、自然に話してくれました。
私は、そこで気づきました。
子どもは、話したくないのではなく、
安心して話せるタイミングを待っていたのかもしれない、
と。
リフレクソロジーをすれば、子どもが必ず話してくれる。
私は、そう伝えたいわけではありません。
ふれあいは、子どもから話を聞き出すための方法ではないからです。
言葉を交わさなくても、
「ここにいるよ」
「あなたの味方だよ」
「今は何も話さなくても大丈夫だよ」
そんな気持ちを、手のぬくもりで伝えるものだと思っています。
子どもは、親から離れようとする時期があります。
けれど、離れようとしているからといって、親を必要としていないわけではありません。
自分から話しかけるのは恥ずかしい。
素直になれない。
何から話せばよいのかわからない。
そんな思春期の子どもにとって、ふれあいの時間は、
言葉を使わずに親とつながれる時間だったのかもしれません。
わが家には、息子たちとの会話が少ない時期がありました。
それでも私は、
「この子たちとのつながりがなくなったわけではない」
と思うことができました。
体調を崩したときには足を出してくれる。
疲れたときには、ふれあいを受け入れてくれる。
そして、ときどき自分から話してくれる。
その小さな時間があったからこそ、
会話が少ない時期にも、必要以上に焦らずにいられたのだと思います。
親が不安になると、
子どもの言葉や態度を必要以上に追いかけてしまいます。
けれど、言葉だけが親子のコミュニケーションではありません。
そばにいること。
温かいご飯を用意すること。
体調を気遣うこと。
そして、手で触れること。
言葉が届かない時期にも、親からの愛情を伝える方法はあります。
「小さい頃に、もっと触れてあげればよかった」
そう後悔するママもいるかもしれません。
けれど、私は思います。
思春期になった今からでも、遅くありません。
いきなり抱きしめたり、無理に触れたりする必要はありません。
「疲れてない?」
「肩を少し揉もうか?」
「足、やってあげようか?」
そんな小さなきっかけからでよいのです。
最初は断られることもあるでしょう。
それでも、子どもが受け入れてくれるタイミングがきたときに、
そっと触れられる手を持っていることは、親にとっても大きな安心になります。
会話がなくなっても、親子のつながりまでなくなったわけではありません。
言葉で伝えられないときには、手のぬくもりで伝えられることがあります。
ふれあいは、赤ちゃんや小さな子どもだけのものではありません。
思春期の子どもにも、大人になった子どもにも、そして家族にも。
手のぬくもりは、いつでも、
「あなたを大切に思っているよ」
と伝えてくれるものなのです。
思春期の子どもにもできる、家庭でのやさしいリフレクソロジーをお伝えしています。

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