一輪挿しのBLUES -8ページ目

一輪挿しのBLUES

風流ならざるところ、また風流なり。

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何事に於いても最善を尽くすというのは大切なことでございます。全力で事に臨むことで様々な活路が顕われてくるものです。
世間では成功・失敗のどちらかで以って個人の優劣を判断し結果が全てという流れが根強い気が致します。
しかしながら結果というものが成長を促してくれる訳ではなく、そこに至るまでの過程、プロセスがあってこそ全てが成り立ってゆくのでございます。
その過程で何を考えどのように動いたかの差が結果として顕われてくるものでございます。
その瞬間に於いて自分自身が後悔なく納得のいくかたちで事の終焉を迎えることができたなら、どのような結果も損得は抜きにして成功といえるような気が致します。






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いつとても
我が古里の花なれば
色も変はらず
過ぎし春かな

時の流れとは私共の思惑を嘲笑うかのように淡々と進み、過ぎ去りし日々の出来事はやがては思い出となり時間と共に色褪せていくもので、寄せては返す漣の如く生まれては消えゆく何とも不安定な私共の心ではございますが、時空の理を超えて色あざやかに鮮明に残るものも十人十色に存在すると思います。

前を向き歩み続けることは大切な事ではありますが同時に過去を振り返り今を見つめることも必要な事で人はその繰り返しで成長の一途を辿って行くのかもしれません。

いつまでも色褪せない心の古里に咲くたった一輪の花を枯らすことの無いように、うつろう浮世の風景を味わっていきたいものでございます。






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現実の世界とは様々なしがらみが絡み合い葛藤と申します通り葛や藤の蔦が複雑に入り組みながらも、ただありのままに存在している様子に似ているものでございます。
古来より伝わる参同契という経典の中に「回互と不回互を回して相渉る」という節があります。
回互(えご)には複雑という意味がございまして、不回互とはその反対に単純明快という解釈となるのでございます。
世の中とは複雑極まりなき難題や単純明快で理解しやすき事態というものが入り組み合って円を描くが如く巡りめぐるものでございます。佳き事も悪しきことも偏ることなく平等に巡ってくるのが道理と云われております。
年のはじめにこのような作品を掲げるのも如何なものとは存じますが、年頭のご挨拶も兼ねての事とご容赦下さいませ。
今年一年皆様に多くの幸が巡り巡ってゆきますようにと心よりお祈り申し上げます。



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