一輪挿しのBLUES

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風流ならざるところ、また風流なり。

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新しき年が始まりました。
良き事、悪しきことをすべて水に流し新たなる一歩を踏み出す時節でございます。

昨年より作品や題字•看板などのご依頼を戴く機会が増え儚き夢が少しずつ形となり思いも寄らない御縁にも支えられ微かではございますが一歩一歩確実に先へと進んでいる気が致します。
ご縁というものは何処でどう繋がっているか皆目見当致しかねる誠に有り難きものと改めて深く感じております。

不惑の年を迎え、惑わずとはいかないまでもせめて惑わされずに自身の道をまっとうして行きたいと願う歳のはじめのひとときでございます。





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大切な人の旅立ちは辛く寂しきものでございます。
只々心残りは「ありがとう」のたった五文字の感謝の言葉を直接伝えることが叶わなかったこと。ご存命のうちに自身の成長というかたちで御恩返しが叶わなかったこと。
後悔とは先に立たぬものではございますが心苦しさを拭うことは容易ではございません。

思い返せば今年は様々な別れの多い歳であった気が致します。すべてを整理するには暫しの時間が必要ではございますが「ありがとう」や「ごめんなさい」という言葉は言える時に伝えなくては意味無きに等しいと改めて感じるものでございます。



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余韻に浸りたき時もございます。
事の大小に関わらず心の奥底に響き渡りますその残響が静かに鳴り止むまでそっと耳を傾けるように感じたいのでございます。

物事にはいつでも起承転結がありまして何をもって始まり又終わりゆくのかその定義を定めるのも結後に観ずる余韻の中で大方決まるような気が致します。正しいのか間違いなのか。
善いのか悪いのか。そのようなものは事の結末が近づけば自ずと顕われてくるものです。
迷いながらでも先に進むことで何かが変わってくるものでございます。

出口が見つからず答えが見出せないのは、努力が不足している訳でも運が無いわけでもございません。
ただ未だその時ではないというだけでございます。

事の余韻が心の奥底に響いたときに後悔のないようにと願う師走のはじめのひとときでございます。