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一輪挿しのBLUES

風流ならざるところ、また風流なり。

 


夜空に打ち上がる閃光は大小様々に大輪の花を咲かせながら夏の彩りに華を添え儚き残響は季節を跨ぎ永いこと私共の脳裏に焼き付くものでございます。
時折思い出す古き記憶は時間の経過と共に彩りを加え懐かしさと様々な補正によって美化さていくものなのでございましょう。

時折顔を出す忌まわしき過去は時の流れと共に様々な記憶と柔和し少しずつ色褪せてゆくものでございます。

ひとつの希望はやがて微かな願いとなり儚い祈りへと姿を変え個々の心中にひっそりと佇み、新たな望みへの糧となってゆくのかもしれません。



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静かな夜でございます。
雑音もない夜空に浮かぶ少し欠けた月と吐き出した息が煙のように白く形を成し、そして儚く消えゆくだけの何も無い静かな夜でございます。

散々悩み迷いもがき苦しみ、出口の無い答えのない路を彷徨い歩き。行き着く先はいつも今宵のように何も無い静寂に包まれるのでございます。

気付かなくてもいい処が気になり、考えなくてもいい事に迷い。全てが積み上がる寸前に全てを崩しまた一からやり直す。

すててこそ浮かぶ瀬もあれ。

何も無くなった処からこそ、新たに零から生まれてくるのでございます。




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時に空を仰ぐことがございます。
この時節ともなりますと都会でも空気は澄み昼夜を問わず天の奥行きを感じるもので青空はより蒼く夜空の星は輝きを増し、そのような中に居りますと我が身をも心をもが洗われるような気が致します。

時に風の変化を感じることがございます。

生温さの中に凛々とした清々しさを含む風はやがて身の引き締まるような寒気へと変わり頬を吹き抜けてゆくのでございます。

四季折々。時の移ろいと共に様々な変化は五感で感じるもので理屈はいりません。穏やかなひとときも十人十色でそのような場面もそれぞれにあるものでございます。

年の瀬に迎い何かと気忙しくなっていく時期ではありますが、ほんの一時でも穏やかなる時間を感じたいと願う今日この頃でございます。

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