現実の世界とは様々なしがらみが絡み合い葛藤と申します通り葛や藤の蔦が複雑に入り組みながらも、ただありのままに存在している様子に似ているものでございます。
古来より伝わる参同契という経典の中に「回互と不回互を回して相渉る」という節があります。
回互(えご)には複雑という意味がございまして、不回互とはその反対に単純明快という解釈となるのでございます。
世の中とは複雑極まりなき難題や単純明快で理解しやすき事態というものが入り組み合って円を描くが如く巡りめぐるものでございます。佳き事も悪しきことも偏ることなく平等に巡ってくるのが道理と云われております。
年のはじめにこのような作品を掲げるのも如何なものとは存じますが、年頭のご挨拶も兼ねての事とご容赦下さいませ。
今年一年皆様に多くの幸が巡り巡ってゆきますようにと心よりお祈り申し上げます。
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