一輪挿しのBLUES -4ページ目

一輪挿しのBLUES

風流ならざるところ、また風流なり。

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青々と茂りはじめた樹々の緑の臭気が風に漂いあたりを包み込んで参りますと葵や菖蒲、紫陽花などの花々が移り変わる季節の流れを知らしめてくれるもので多少の誤差はあれど四季の移ろいは淡々と為されてゆくものでございます。
こと自然を前に致しますと私共の思惑や作為などというものは誠に以ってちっぽけでいて儚く不確かなものと感じずにはいられず、どう足掻いたとしても人事にて逆らうことは出来ぬようでございます。

運が良かった悪かったでは名残惜しさもございましょうがどうにもならない事もあるものでございます。天に唾吐くような振る舞いをせず、たまには自然の流れにどっぷり浸かり身をも心をも放って任せてみるのも一興というやつでございます。








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なるべくなら後悔はしたくないものでございます。過ぎ去りし事をいくら悔やんだとしても何も変わらないわけでそうならないようにと思うが故に、いま出来ることを今しか出来ぬ事を精一杯行うことは大切なのだと感じるものでございます。
全力を注ぎつつも事成らないというのは縁もありましょうが、己の実力が足らなかったというだけで唯々それだけの事なのでございます。
他を恨む必要はございません。自分自身を責める必要もありません。
失敗や間違いなどというものは人が生きておれば当たり前に遭遇するにわか雨のようなものと云います。
成就できぬ己を悔い投げやりになるのではなく、いま以上の力を養うよう改めていくことが重要なのでございましょう。
失敗も悔い改めてこそ成功への素となると思えば少しは気持ちも軽くなるような気が致します。
混沌とした世の中にも光は必ず存在するものでございます。



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いくら綺麗に取り繕っておりましてもその内側までは誤魔化すことは出来ぬものでございます。
相手様に合わせ事なきを得るように対応してゆくというのはご自身の立場、身を守る上で大切なスキルなのかもしれません。その場その場で柔軟に対処し器用に生きておられる方はいらっしゃいますが、万事に於いて気を張るというのはなかなか困難なもので、ふとした時に垣間見えるものがございます。そのような時にその方の本質、人間性が浮き出てくるものでございましょう。
できれば他人様に少しでも良く思われたい、嫌われないようにいたいというのが人情でございますが一度偽りを嘘で塗り固めてまいりますと気苦労は計り知れぬほど増加してゆくものでございます。
しかし社会生活を繰り返していれば、自己を押し殺し偽ってでも生きていかねばならない時もあるもので綺麗ごとだけでは乗り切れない事もございましょう。清濁を併せ持つ娑婆世界を生きて行くというのはそういうことでもあろうと存じます。

気苦労多く窮屈な事も多々ございましょうがどんな方にも飾る必要も偽る必要もなく素に戻れる場所や存在というのがございまして、それは意外と普通で当たり前の中にひっそりと咲く花のようだと云います。
その花を見つけ大切に育てることが出来たとしたら目につく様々な景色も変わっていくことでございましょう。

本来在るべき姿のものは、
飾ることなく在るべき姿のままに。




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