「二本松城」は、室町時代に(二本松氏)畠山氏が築城した城です。
1586年、伊達政宗により二本松氏は滅亡し、この地は伊達氏の所領となりますが、1591年の奥州仕置に伴い、二本松城は会津若松城主の蒲生氏郷の支城となりました。その後、何度か城主が入れ替わった後、1643年に丹羽光重(長秀の孫です)が入封して以降、明治維新に至るまで丹羽氏の居城となりました。
見どころは、城づくりの名手・蒲生氏郷、加藤嘉明の2人が改修した石垣で、本丸直下の高石垣を蒲生が、箕輪門と附櫓のある三の丸高石垣を加藤が建造しています。
戊辰戦争では、新政府軍に攻められ落城・焼失。明治維新後の廃城令に伴い、残存した建物も全て破却されました。
1982年に二階櫓・箕輪門・多門櫓が復元され、1993年からは本丸の修復、復元が行われました。
平山城の石垣ってそびえ立ってる感じがあって良きですね。
二本松少年隊群像。戊辰戦争では、12歳から17歳までの少年兵も動員されていました。
登城する際のワクワク感。旗も良い感じですね。
櫓門前の石垣。このぐらいの積み加減が武骨さと洗練さのバランスが取れていて好みです。
箕輪門は、丹羽氏が整備した櫓門です。
これまた良いクランク。通り抜ける間に10回くらいは射抜かれそうです。
洗心亭(茶室)は唯一現存する建造物です。
日影の井戸。日本の三大井戸の一つとされていますが、三大の基準がよく分からない。
本丸が見えてきました。
よく見ると扇の勾配。
昔の石垣が移設展示されていました。石垣の裏側(裏込)の様子が分かります。
搦手門跡。下を見ると門の礎石らしきものがちゃんと残ってます。
見ごたえ十分でした。時間が押してきたので次は三春城に向かいます。
日本100名城 3/100
続日本100名城 3/100