【偏り注意!!】帰国子女の日本語知識

ムスコのガル男

日本に帰ってきて、アニメ「ハイキュー!!」にはまったお陰で、日本語も飛躍的に上達したついでにバレーボールにも興味を持つようになった。

今シーズンのVリーグがいよいよスタートとあって、その少し前から、食事時なんかにバレーの話をちょいちょいしていたガル男。

そこで告知の記事を読んでいたようで、ガル男がこう言ったのだ。

「マ～ム、この漢字なんて読む？」

と。

はい、きました。漢字分解クイズ。

今回はどんな分解してくれるかな～と待っていたら

「えっとねぇ～、開くに幕府のばく」

それ開幕（かいまく）やね

またも拍子抜け。ちゃうやん、もっとフリーズさせて、もっと

もがかせてよーー!!!

と、まぁ、一切脳を活性化させてくれない、あっさりとしたクイズになってもうたのだが、

いや、待て、そのヒントのクセよ。

「まく」という漢字を見て、真っ先に「幕府」が浮かぶかい？

驚いたオカン、いつの間に「歴男」になったのかと、質問すると

「だって、中間のテスト、鎌倉幕府のあたりやって」

という返事。

そう、つい最近中間テストが終わったガル男。

社会においては、鎌倉幕府あたりが範囲だっただため、彼にとって一番身近な幕ワードが「幕府」だったのだ。

いやぁ、なんちゅう漢字説明やねん、と思っていたら、歴史上の人物なんかを出して例えて後輩指導している姿にあの女優がコロっと落ちた、というニュースを読み、「幕府」例えも褒めてつかったってもエエのか、と思ったり。

それにしても、漢字を他の漢字で例える代表的なものといえば、名前だろうか。

ワタシの名前には「聖」という字が入っている。

松田聖子の「せい」といえば簡単なんだが、ワタシが学生だったころっていうのは、松田聖子が好き勝手やってる時期で、なんか、例えとして出すのが嫌な時もあり、「聖徳太子のしょうです」と言っていた時代があった。すると大概「あっ、松田聖子のせいですね」という、こっちの想いを踏みにじるオペレーターの明るい声が返って来て、

せやから・・・

とため息をついたこともあったなぁ、なんてことを思い出したり。

今はもっぱら「聖書」。ま、橋本聖子でもエエねんけどね。

あっ、時を戻そう。

それで、「かいまく」と読み方が分かったガル男。

Vリーグの開幕告知CMについて、こう教えてくれたのだ。

あのCMは数日前から「開幕まであと〇日」と言っていくのだが、CMに出てくる選手たちにはあるルールがあると。

それは、去年の成績順で担当する日が決まっていて、優勝チームは「開幕まであと1日」があてがわれると。それを言いたかったガル男、

「だからね、最初にCMに出るチームってのは、去年がね、え～っと、その～」

バリだったチームなんだよ

きた～!!これで帳尻おうたで～!!

ポンコツ風言葉の種まき。完璧な漢字分解クイズは「フリ」やったんやなぁ。