いくつかの英会話のバイトの面接を行ってきたガル子。

ある日、明らかにでっかい鉛を背負って帰ってきた日があった。

 

その面接先は、わいわい楽しく英会話というよりは、ちょっと塾寄りな英会話なところではあった。履歴書を見ながら、なかなか上からモノを言う感じで

「ふ~ん、帰国子女なのに、ある程度の日本語は喋れるんだ」

と一発目に言われたらしい。

 

出た出た、帰国子女みなひとくくり

 

ほんま、我が家ひと家庭とってみても、ガル子とガル男では日本語の喋り方は全然違うっちゅうのに・・・と思って聞いていると

 

「出身校を見てさ、『あ~よかったね、英語だけで入れるこういう高校があって』

って嫌味っぽく言われてさ~」

とガル子、ここで大粒の涙をポロポロと流し始め

 

「もう、なんか、真正面から人格否定されてる気持ちになって・・・」

 

と絞り出しながら言うのだ。

 

おい、これ言うたおっさんよ、いっぺん、このブログの

「アカンっ!尻に床ずれが出来た」あたりから読んでこ~い!!

まぁ、途中、かまってちゃんハウスにトムソーヤオーナーとか関係ない記事山ほど挟んでるけどやな・・・

 

いやさぁ、まだまだいるのよね、こういうこと言う人。

傷つくのよ。シンプルに。

 

よく、「楽してエエとこの高校行けてそのまま上にあがれるんでしょ」とも言われる。

 

ひとつだけ、本当に一つだけ言っていいなら

いや、別に、子どもたちは親の仕事の都合で海外に行ってただけで「よし、ワタクシ、これからの受験戦争を楽するために、ちょっくら海外行ってきます」って出て行ってるのとは違うのだ。

 

いや、て言うか、そもそも「楽」ではない。

 

確かに、「受験するための準備」という点においては、毎日塾へ通い、何教科も必死に暗記して、問題を山ほど解いて、ということはしてきてはいない。

 

でも、ある日突然言語がかわり、それでも良い成績を取ろうと夜遅くまで単語を調べながら勉強したり、それに、英検もTOEFLも求められるスコアは、アメリカの一般的な大学に入る条件並みもしくは高いし、この手のテストって環境問題や天文学、その他もろもろ、知識も必要とされる内容であり、それを英語で理解していないといけないワケで、それに向けての勉強はしてきたのだ。

 

だから、わ~いわ~い言うて毎日遊んで、しゃ~っと日本の学校へ滑り込んできてるわけではないのだ。

 

それぞれにつらいことや、ラッキーなことがあって、一つの天秤にかけて、一つのお題だけで比較して断定してまうのってそもそも無理がある。天秤にかけてもろてもエエけど、お題によって、上がったり下がったり、そういうモンでしょうよ・・・と。

 

しかも、この状況、その彼が思うところの「楽した」人間が得た英語というアドバンテージを最大限に活用しようとしている訳で、お宅にとったら利益を生むありがたい人材になりうるかもしれんのでしょ?

 

なんてことを思っていたら、ガル子が言う。

 

「ワタシの髪の毛見て言うのよ」

 

ガル子の髪色はそこまで明るくはないが、控えめに数本ハイライトが入っている。それを見てこのおじさん

 

ロック好きなん?

と真顔で聞いてきたらしい。

 

古い、情報が古い!!

 

アメリカ帰り、ハイライト、「検索」→ロック好きって

おっちゃんの中の検索AI、いつの時代で情報仕入れるの止めたんや。

 

ワタシは髭男が好きやのに・・・

あいみょんにあとaikoに、それと・・・ともう涙も好きなアーティストの羅列も止まらないガル子。

 

わかった、わかったから。

オカンかて、ハイライト入ってるけど、キンプリがすっきゃしな。

 

それもうホンマ

ブログ書いてるからって、シカゴで「Boiさんって、毎日遊びまわってるんでしょ?」っていう「ブログ」というワンワードで「遊び人」と結び付けた人たちと同じ。

おい、遊び人がケツに床ずれなんか作るかー!!!

「ポジティブなやる気のある引きこもり」やったのに、よう言うわ、ホンマに。

 

そんなオカンの思い出話をしてやり

「人の考え方って色々。それに時として人の発言って、実は適当なとこもあったりするから、ガル子、いちいち気にするな」

 

とその夜は、ガル子の好きなパクチー山盛りのタコライスを作ってやったのでありました。

 

 

 

 

 

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Boi