8月も下旬。夏休みが終わるまであと少し。平成最後の夏が間もなく終わる。

 

しかし、ムスコのガル男の夏休みはとうに終わっていた。

8月6日、新学年(8年生)スタート。

 

オレの夏休みどこいったー!!!

と叫ぶガル男。

 

確かに。一時帰国では、オーボエのレッスンと、TOEFLの夏期講習にテスト、SATの合宿に突っ込まれ、アメリカに戻って来て10日で夏休みは終わった。

 

帰国子女は高校、大学と受験がラクでええな、とはよく言われるのだが、いやいや、そうでもないよ、と言いたい。

 

中学の途中で日本へ帰ると、大学受験において帰国子女とは認定されないことが多く、たとえ認定されても、英語力をはかるTOEFLにおいては、ハーバードやUCLAの大学院受験において求められるスコアを出さないと人気大学のその類の学部の合格は難しい。

 

ハーバード、大学世界ランキング3位。そこに世界ランキング600位あたりの大学が同等のスコアを求めてくる・・・

なんだかなぁ~

 

そして、アメリカの一般的な大学が求めてくるスコアと同等のスコアを、日本の高校が求めてくる、という。

なんだかな~だな~

 

TOEFLのテストの内容は、大学の講義で取り扱われる社会問題や科学的な分野、天文学、生物学などの文章を読み、レクチャーを聞き、それをまとめる、などといった高度なものもあり、それを15歳あたりの高校入る前の子に8割前後のスコアを取るように言っていることになるのだ。

 

つまり、このテストは、英語力を測るものではあるが、ある一定の知識というものもまた求められているわけで。

 

いやいや、それはこれから学校入ってから学ぶ内容でしょうが~、入る前にかしこになっとかなアカンのやったら、その学校でこれからナニをすんねん、と愚痴りたくもなる・・・

 

なんて思いながらも、ガル男がこの受験スタイルの学校を選ぶ以上、点数をあげていくしかなく、その他の方法で受験をする帰国子女もまたその特別な準備は必要。つまり一般試験を受けて受験する子たちと同じようにラクではないのだ。

 

 

もうtortureや~

と叫ぶガル男。

 

torture=拷問、苦悩、責め苦

 

いや、ホンマ、お察しいたします。

 

 

 

 

オーボエ吹いて、一旦忘れよ~、ガル男。

 

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