ちょっとね、ちょっと喉に違和感。
風邪の前の痛みとかそういうのではなくて、飲み込むときに喉が狭く感じるというか、だからといって、何かが出来てるという粒感的なものもなく・・・
今月末には人間ドッグで初経鼻の胃カメラ大冒険が待っているので、そこで見てもらってもよいかと思ったものの、数日たっても状況が変わらなかったので、近所に耳鼻科もあることだしと、まずは、喉案件であるのなら、そこでなにかがわかるかも、と行くことに。
病院へ入ると、受付からみな全身防護服できちんとコロナ対策をしていたこの病院。田舎の町に先代から続く開業医さん、総合病院的なでっかいところでないのに、こんな完璧な対策を取っていることに驚いたのだ。
待つこと数分で自分の番がやってきた。
ドアを開けるとキリっとした女医さんが座っていた。
耳鼻科なんか、いつぶりだろうか・・・せや、中学んときに中耳炎になって以来。そういえば、「喉」を専門的に診てもらうとか初めてかもしれねぇ、そう思ったとたん、脳裏をよぎるのは
オェェェェ言うてる自分
ほとばしる緊張感。
先生に事の経緯を説明すると
「お、ほな喉をいっぺん診ましょかね」
と言われる。
「先生、オェェェ、なりますか?」
と聞くと
「もう、そう、先さき、心配しな~、なったとてやがな。とって喰うわけやあるまいし」
と、アラフィフが診察室で小鹿のようになっている姿を笑い飛ばしてくれた先生。
しかし、ワタシの中には「なったとて」というワードだけが残って浮いている。
なったとて、ってことはなる可能性あるっちゅうことやんか・・・
ここで、入ったスイッチは、ただ一つ。
先生の言われることをしっかり聞いて指示通りにしよう、という優等生スイッチ。
鼻の穴をカパっと広げる銀色の器具つかってまずは鼻の中を見られ、いよいよ口へと。
口を開け、ベロを出せという。
先生がガーゼを出してきて、ベロンとだしたベロをつかみ、そのベロを今度はワタシに持てと促してくる。ガーゼで半分ほどを包まれた己のベロをつかむという人生初の行動。そこで先生が「その状態で『あ~』と高~い声を出してください」と言ってきた。
こんなもん、日常生活においてはオモシロ行動。ベロつかんで高音を出せという。今思えば
ベロまるでマイク
しかし、この時わたしは「オェェェ回避の優等生スイッチ」が入っているもんやから、とっさに頭に浮かんだのは、「よし、これはきっと高い音であればあるほど、喉が開くのではないか」という想い。
しかし、ベロ出して声出すとか初体験中の初体験。上手に出せるのか・・・。上手に音が出せず、がっさがさの声やったら失笑やん。よし、ここは恥ずかしがることなく、堂々とやることが、声を上手に出す秘訣にちがいない、とす~っと息をすって「あぁぁぁ~」と声を出してみると・・・
えっ?カナリアおる?
ソプラノの美しい音が響く診察室。
「いいですよ~、はい、もう一度高い声だして~」
「あぁぁぁぁぁ~」
もう一羽おるなぁ
こうして2羽のカナリアを飛ばした後、先生が言う。
なん~にもないわ
先生によると、ストレスが重なると、自律神経の乱れや、女性ホルモン分泌低下とかまぁ色々な原因あって、喉に違和感を感じるようなるという症状があるんだとか。
思い当たる節、山盛り。
そう先生に伝えると、「漢方って嫌い?」と来た。
ワタシは、今後の更年期いや、メノポ女子としての日々を上手に東洋医学的方面とお付き合いしていきたいなぁ、と思っていたので、「興味あります!」と即答。
この先生、なんと、漢方専門医でもあったのだ!
なんだ、この巡り合わせは!!!
こうして処方されたのが、半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)。
生姜がぴりっときいていて、飲みやすい漢方。
カナリア手放して漢方入手。
いや、手放してって、別に飼ってたわけちゃうけどね・・
話しやすい先生で、いいお付き合いが出来そうな病院とも出会えたような気がして心が軽くなったこの日。
ここでの生活もちょっとずつ波に乗ってきたかなぁ、と思えて来たのは、越してきて1年3ヶ月たった今。
相変わらず、どこの国に住んでもスロースターターで
これが自分のペースなんだな
と再確認したのでありました。
違和感といえば・・・
ずっとそうだと信じて疑わなかった己のミス。違和感感じながら読んでください。
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Boi