おみくじで大吉をひいた5分後に奇跡の出会いとなった、コーヒー豆。
列をなす店のレジでハワイのコナコーヒー豆を注文した時の
「え?コナですか?」
の店員さんの気になったひと言。
店の一番奥にあるロースターのところで、豆を計量しながら、その店員さんが、こう聞いてきたのだ
「コーヒー、相当お好きですか?」
と。
「ええ、そらもう」
と答えながら、結婚5周年、15周年と、「あ~残高減っちまったな~」と通帳見ながら思うと分かっていても、ただただ「記念」という言葉に踊らされて、旦那にとっては、ここで何も買わねば非国民扱いか?というプレッシャーのもと、「宝石」が定番であろうそのタイミングで、我が家は全自動のエスプレッソマシーンを買ってきた。
そう、それくらいコーヒーが好きなのだ。
店員さん
「いやぁ、豆の中で、コナを選ぶ人って、相当コーヒーが好きな人なんですよね~」
と。
さっきレモネード作ったり、牛乳どっぱーと山盛り入れたラテ作ってた彼も本当はコーヒーが好きで、「豆ばなし」なんかもお客さんとしたい人だったんだなぁ、と思っていると、彼、ちらちら旦那の方を見るのだ。
そう、豆の話を旦那としたいのだ。
ところが、ウチの旦那、「タンブラーたっけぇ~」と言ったっきり、ボーっとしてこの会話に入ってこない。ローストの度合いを聞かれているのに、「その辺はもう妻がやりますよってに」な感じで、一切話さないのだ。
おい、このアメリカ育ちの旦那よ、こういう時こそ、そのアメリカで学んだわくわくコミュニケーションをご披露するときとちゃうのか、なんやその
お黙りプレイは!!!
今すぐ止めてくれねぇか・・・。
フラれた感のある店員さん、しゃぁなしとワタシと会話をしてくれている。
オーナーの農園の話、そもそも出店のスタートは香港で、シンガポールや色々展開している話をしてくれ、ワタシ、興味津々にきゃっきゃ話しを続けていた。
ロースト出来た豆を手渡され、「お待たせいたしました」と言われ、そらもう今出せる最高の笑顔で「ありがとうございます!」と、ちょっと久方ぶりの「オンナ」寄りの笑顔を出し、店を出てふと思った。
あの店員さん・・・
コーヒーの事で話ができることが嬉しくてワタシ、対等いや、もしくは自分の方が若干年下のような感じで話していたけど、よ~う考えたら、あの人の方が、年下ちゃうか?
と。
旦那が、「当たり前やんか、あの店の人、客、全員オレらよりだいぶ若いわっ」と。
しもた、しもた、しもたーーーっっ
フラッシュバックするあの豆を受け取った時の笑顔、そう
オンナ寄りの笑顔・・・
「どないしよ、オンナをちょっと漏らした」
と旦那に言うと
「やってもうたな」と。
いや、オマエが会話せーへんからやー!!!
と
ふと思い出した、先日会っていた大学の同級生とした会話。
仕事場で隣りと斜め前に若い男の子ふたりが座っていて、楽しそうに会話している。その内容「あっ、自分も知ってんで~」と思うけど、会話には入らんようにしてる、と。
「なんで?」
と聞くと、
「20以上も年上のおばちゃんが嬉しそうに会話に入っていったら『うわぁ~ナニ・・・、はしゃいでるっ』とか思われそうで。それってキモイだけやん?心の中で『知ってる、知ってる』って思いながら静かにしてんねん」
と。
ワタシ、さっき
はしゃいだ。
しこたま
はしゃいだ。
これまでいろんな部族に出くわしてきたが、自分の中には、己の年齢をついつい若い20後半から30代前半に思ってしまう「うっかり部族」が棲みついている。
若き側から見る自分の年齢のポジションが客観的に見れない。
「自分が若かったころ見たアラフィフよりは、随分と若々しくいてる」という根拠なき自信が、この部族の特徴らしい。
ま、そんな一面を持ってるのも
かわいらしいっちゃぁ、かわいらしいか。
いや、アカンやろ。
まだこの部族も棲みついてます。
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今日もお読みいただきありがとうございました
Boi