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日本人的「名前」考

 トヨタの経常利益が2兆円を超えたそうだ。売上高にして23兆円。これはロシアの国家予算にも匹敵するおっそろしい金額だ。
そのトヨタだが、ハイブリッド車の「プリウス」と並んで、高級車「レクサス」が世界中で大幅に販売台数を増やしている。

 この「レクサス」。これまでの日本車と大きく違う点がある。
従来の日本車というと、「カローラ」「コロナ」「クラウン」など、車種ごとに「名前」を付ける伝統があったのだが、「レクサス」だけは「C460」とかいう風に、車型タイプとエンジンの大きさで車種の違いを表している。
元々、「メルセデス・ベンツ」や「BMW7シリーズ」に対抗できうる車種を!ってことで、アメリカ工場でつくり始めた経緯(いきさつ)からそうなったと思うのだが、個人的な見解を言わせてもらうなら、こっちの方がわかりやすくて良い(笑)。
というか、これまでの日本車と言えば、どの自動車メーカーも新車投入の度に「名前」をつける傾向があったので、覚えなくてはならない名前が多すぎて、ややこしくてしかたなかった…。

 家庭で車を購入する際、車種の決定権が車に詳しい「お父さん」にあったうちはよかったが、「ワンボックス」が売れ始めた頃ぐらいから、「お母さん」や「子どもたち」も購入の際の車種決定戦に参戦してきたので、絶対わかりやすい方が良いのだ…(笑)。


 その名前であるが、「台風」に関していえばその逆で、日本では昔から「台風○○号」っていう風に番号を命名してきた。その中で、被害が大きかったものだけ後から、「伊勢湾台風」とか「ジェーン台風」とか固有の名前を命名してきたわけだ。
それに対し、外国では、台風発生と同時に名前が付けられる。実際に、日本周辺の東アジア各国は、各国の言語の"持ち回り"で台風の名前を命名している。
まあ、日本は世界一の「台風通り」に位置する国なんで、一つひとつ名前なんかつけてたらキリがない…(笑)。

 アメリカではどうかというと、元々女性のファーストネームが付けられてきたが、被害を起こす自然現象に女性の名前だけ付けるのはおかしいってことで、男性のファーストネームも交互に付けられるようになった…。
「ハリケーン・ブライアン」とかだったら、怖そうなんで、みんな注意するだろうが、「ハリケーン・トム」なんて名前だったら、みんなヘンに安心してかえって被害が大きくなるのでは?(笑)って密かに心配している…。

 そもそも、名前っていうのは、その姿かたちに似合ったものを付けてべきだ。
以前、私の地球人の友人が、子犬を拾ってきて「チビ」と名づけたのであるが、それがやたら大きくなって、熊みたいな成犬に成長した(笑)。
それを友人が必死に「チビ、チビ」って言いながら、散歩で振り回されている姿を見て、
「その名前はアカンやろ…(笑)。」
と、いつも思ってた。

 人の名前もそうである。またまた、地球人の友人の子どもの例で恐縮だが、男の子の名前は「魁人(かいと)」君で、女の子の名前が「美瑠(みる)」ちゃんだ…。
たしかに子どものうちは良いだろうが、二人がじいさんばあさんになった時に、なんて呼ばれるのかと想像すると吹き出してしまいそうになる。(友人に謝!!)(笑)
まあ時代の流れとともに、それ相応にマッチしてくるものであろうが、日本人ってのは、どうも自分の子どもの名前にも流行を求める傾向があるようだ。

 これはどこの国にもあることなんだけれど、日本人は極端すぎる…。アメリカなんかでは、むか~しからファーストネームなんて、そう変わっていない。初代大統領「ジョージ・ワシントン」の「ジョージ」なんか今でも好んで付けられる名前だ。
 欧米では、そういった先祖の名前を崇拝する傾向があって、ミドルネームという形で残すことが多い。
皆さんもよくご存知のフランスの王妃マリー・アントワネットのフルネームは「マリー・アントワネット・ジョゼフ・ジャンヌ・ド・ロレーヌ・オートリッシュ」だ…。
 ピカソに至っては、「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピニャーノ・デ・ラ・サンテシマ・トリニダット・ルイス・イ・ピカソ」 がフルネームである。
 ピカソ自身も死ぬまで自分のフルネームを言えなかったらしい…(笑)。
これはまるで、落語の「寿限無寿限無 五劫の擦り切れ 海砂利水魚の水行末 雲行末 雲来末 風来末 う寝るところ 住むところ やぶら小路のぶら小路 ぱいぽ ぱいぽ ちゅーりんがーのぐーりんだい ぽんぽこなーの長久命の長助さん」とかのお笑いの世界だ…。

 もし、この時代に免許証があったら、名前だけでスペースが埋まるだろう…。
というか、裏面にまで名前が書かれてるかもしれない…(笑)。
もっと恐ろしいのは、テストなんかがあったりすると、名前を書いてるうちにテスト時間が終わったりして…(笑)。


 まあ何はともあれ、人間というのは「オギャー」と生まれた瞬間から、自分の意思でいろんなことができるのであるが、唯一、自分の名前だけは、どうにもならない…。親に命名権があるからだ。
「将来、こんな人間になって欲しい」とかいろいろ考えて名前をつけることは楽しいものだ。恋人どうしで、結婚も決まってないのに、子どもの名前を考えて愛を深めているカップルも多い…。
「子どもができたら何て名前をつけよう」と悩みながら、たまたまこのブログを読んでる「もうすぐお父さん」もいらっしゃると思う。

 ここで、ひとつ、ためになる話を…。

 野球解説でお馴染みの"江川卓"さん。
実は、お父さんが友人とのマージャン中に生まれたから「卓(すぐる)」と命名されたらしい。
同じく、江川さんの弟さんも、同じようにマージャン中に生まれたので「江川 中(あたる)」と名付けられた。


どうも、名前と子どもの出世とは関係ないみたいである…。



PS:本日の画像のお題

「ちゃんと名前をつけないと、こういうことも…(笑)」


tyanko