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第三の犬

 さて、これまでは人間界のことばかり書いてきたので、今回は目先をかえて人間に一番近い動物の話をひとつ…。

 一般に、人間に一番近い動物というと、皆さんはまず「サル」を想像されると思う。確かに「チンパンジー」なんかは、そのDNA配列が人間と97%同じだ。中には、「あと3%どころか、もっとサルに近いだろ!?」という「ヒト」も見かけるが(笑)、それほど生物学的には「サル」は最も「ヒト」に近い動物である。
 しかしながら、生活レベルで考えると、人間に最も近い動物というとやっぱり「イヌ」である。それでは「ネコ」は?というご意見もあるだろうが、基本的に犬は上下関係に従順な動物で、自分の主人に対しては非常によくなつく。それに対し、猫はというと独立心が強く、「人につく」というよりどちらかといえば「家につく」動物である。そういうことから「人との近さ(親密さ)」で比較するならば、明らかに犬の方が人に近いと言っていいだろう…。

 野良犬と野良猫の生態を調査した結果によると、一匹で行動する割合が高いのは圧倒的に野良猫の方で、野良犬は力の強い固体がボスとなり、ボスを中心に群れをつくり集団で行動する、といった調査結果が出ている。
 つまり、人間社会やサル社会と同様に、犬社会も順位のはっきりした集団階級社会であるということができる。こういった特性があるが故に、見事に人間社会と同化できたのだ。

 しかし、原始の昔、犬という動物は、狼と同じような生活をしていたらしい。「一匹狼」っていう言葉があるように、単体もしくは家族単位で生活していて、この時代の犬を研究者たちは「第一の犬」と呼んでいる。現在の犬とは全く違った生態だったわけである。
 その後、その第一の犬たちは、より生活しやすい場所を求めて、人の集落の近所で生活するようになる。理由は、人の居住する場所には必ず近くに水場があって、おまけに人の食べ残した残飯なんかが容易に手に入るので、餓えや狩りのための移動がなくなるからである。つまり、人間と近所に住みさえすれば、食料を確保できるし、子どもを安心して育てられるわけだ。
 それに加えて、犬という動物は、動物界一の嗅覚と、敵に対して「吼える」という特性を持っている。犬が吼えることで、人は犬より恐ろしい外敵の接近を知りえ、その対策をとれるのである。
 ここで、人間と犬の利害関係が一致したわけである。人間と犬、種を超えたパートナーシップが生まれ、生活を供にするに至った…。これが、現在の犬、つまり、研究者がいうところの「第二の犬」の誕生である。

 もしこの頃から、犬がライオンのように大きなハーレムをつくる習性があって、現在の犬のように一匹のボスに従順な特性があったとしたら、人と犬とのパートナーシップはできていなかっただろう。むしろすーっと敵対していたかもしれない…。単体(もしくは家族)で生活するという習性があったからこそ、このパートナーシップはできたといっても過言ではない。
 そういう意味で言うと、現在の犬の家族意識や主人に従順といった性質は、人と一緒に生活する中で培われていったものであると推測できる。食生活もそうで、昔は生肉ばかり食べていたであろうが、人間と暮らすうちに穀物や野菜、果物はもちろん、焼き物、煮物…、なんでも食べるようになった。というより、消化器系が人間型に進化してきたのである。前回の記事で書いた、私の友人の犬(チビ)なんか、カレーライスが大好きだ(笑)。
カレーの良い匂いなんかすると、「ちぎれるかも…(笑)」っていうぐらい尻尾をうれしそうに振りまくる…(笑)。
 飼い主によっては、晩酌の相手を愛犬にさせている飼い主もいるという…。
奥さんが相手だったら、愚痴や不満がダラダラでかえってストレスが溜まるのだが、犬は文句も言わず、話を聞き??、癒されるというのが理由らしい(笑)。

 …そして今、「第三の犬」が誕生しつつある。
盲導犬、聴導犬はもとより、麻薬犬、介護犬といった仕事をする犬たちだ。
 特に、介護の関係者が言うに、犬と接することでストレスの緩和になったり、老人たちのボケの進行を和らげる可能性もあるという。これは、「犬」がそのような効果の主体であるかどうかの研究が進められている最中らしいが、もしこれが真実なら、現在の犬は、またまた新しい能力を身に付けたことになる。
 そういえば、犬ほど種類によって、個体格差がある動物はいないらしい…。ティーカップチワワのように1kgを切るものからセントバーナードのように80kgを超えるものまで、なんと体重にして約100倍である(笑)。
 これらは、競馬のサラブレットや牛・豚などの食用動物と同様に、人が品種改良してきた結果であるが、犬というのは何とも多種多様、さらに言えば多芸な動物である…(笑)

 あっ、そうそう。
遺伝子研究やクローン研究に対して、「神の領域を荒らす行為」なんて抗議している人たちがいるらしいが、
そんなことは、むか~~しからやってるんだよネ…。
 元々は野生である動物を人間の生活圏に取り込み、より速く走るウマが生まれるように足の速いウマどうしを交配させたり、家畜の食肉の質や味を向上させたりすること自体、「自然の摂理」に反した自分勝手な「神の領域を荒らす行為」そのものである。

まあ見ていなさい…。そのうち、「手乗りチワワ」なんて新種が現われるから…(笑)。


最後に、室内犬を飼ってる人に一言だけ…。

 同じ犬種でも、室外犬と室内犬とでは、肉球の厚さが全く異なる。
 室外犬の肉球は黒くて硬いが、室内犬のそれは色が淡くってやわらかい…。
だから、真夏の散歩は要注意!!
室内犬が焼けたコンクリートの上を歩くことって、火傷(やけど)するぐらいメッチャ熱いらしい…(笑)。

犬用のおしゃれな服も結構だが、靴も忘れずに…(笑)。


nikukyuu





PS:本日の画像のお題

「これって、第四の犬???」



 
yonsamaken