電波報道の罠(わな)
「TBS」と「楽天」が喧嘩している(笑)。
我々宇宙人から見ると、一国の小さなモメ事であるが、「放送業界の未来」を占う上で興味深い。
そもそも、一昔前の「国民が情報を得る手段」としては、新聞・ラジオ・TVしかなかったわけだが、これらは全て「情報を得る側」が受身であった。それがここ数年の間に、急にインターネットなる新たな「情報を取得する手段」が普及し、国民が好きなときに、好きな情報を得ることができるようになったわけだ。
これらは、新聞・TVなどの従来のメディアのように一方通行でなく、私、宇宙人セグがそうしているように、自由に自分の意見や考えを広く発信できたりもするので、世界中で若者を中心に急速に広がりつつある。
それに危機感をもったTV局は、キー局を中心に、資金の確保、運用をしやすくするために一斉に株式を上場し、インターネットを情報伝達の媒体とする「IT企業」への対抗措置をとったわけだ。
だが、それが甘かった…(笑)。
会社としてのTV局、特にキー局は、その規模や、売上に当たるスポンサー料などは上場企業としての基準を大きく満たすモノであったが、「株式会社」としての経験がなさすぎた…。つまり、「自社株の守備」がザルだったのである(笑)。
これに目をつけた、時代の長者?たる「IT経営者」たちは、「ここぞ!」とばかりに、コンテンツやソフトが充実している放送局の買収に乗り出すのである。
つまり、対抗策として実施した戦略が、反対に敵に利用され、攻め込まれている格好になったわけだ。
今後、この「TBS-楽天」戦争が、どのように動いていくか見物(みもの)である(笑)。
さて、そのTV局であるが、TV局にとって、視聴率こそが、他業界の「実績」に該当する重要なものである。
視聴率の争奪戦。特に、民放の放送局にとっては、社員の給与も番組の制作費も、その経費の大部分がスポンサー料で賄われているので、ある意味国民が興味を抱く番組を製作する必要があるのも理解できるが、しかし、視聴率を最優先するあまり、最近は「?マーク」をうたざるをえない番組が多くある。
例えば、某局のクイズ番組。従来のクイズ番組といえば、出された問題を茶の間で家族どうしで解答を競い合ったり、出場者より父親が早く答えたときに「うちの父ちゃんは出場者より偉いや!」なんてことで楽しんでいたのであるが、現在はというと、出場者の「無知」を売り物にして、国民の優越感を煽(あお)り、「この芸能人、こんなことも知らないの~~!バッカじゃない~!」的な(笑)内容で高視聴率をあげている。もちろん、MCの巧みな話術もあるだろうが、クイズ番組がバラエティー番組化してしまっている。
というか、他者を見下して笑いをとり、それで国民の興味を煽っているのである。
「楽しければいいじゃん。」と思う人もいるだろうが、どうも最近の番組構成を見ていると、視聴率を優先するあまり、知的好奇心を刺激したり、純粋に知識・情報を与えてくれる番組がちがった方向に向かっている気がしてならない…。
関西TV系の「発掘!あるある大辞典Ⅱ」。地方局製作の情報番組としては異例の高視聴率を維持していた番組である。だが、事実でない虚偽のデータを放送したとして、国民からの非難が爆発した。協会から除名処分を受け、国からもペナルティーを科せられた。結局、社長の引責辞任と一部の幹部の降格という形で幕引きをされた格好だが、少し、視点を変えてこの問題を考えてほしい。
「納豆がダイエットに効果がある!」
たった、これだけの情報で、国民はスーパーに「納豆」を買いに殺到した。
放送翌日には、全国で「納豆売切れ」の店舗が続出したという。
納豆業界はホクホクだったにちがいない…(笑)。
「関西TVさまさま」だったはずである。
だが、その後、これが「虚偽の放送」であったことがわかった途端、「納豆」は急に売れなくなって、在庫の返品が相次いだ。
一部の納豆メーカーは手のひらを返したように「関西TV」を批判し始め、訴訟も検討しているという(笑)。
って、こんなことを言いたいのではなく(笑)、放送内容が正しかったにせよ、誇張・虚偽であったにせよ、放送されたことが、広く国民の意識を刺激し、実際に行動に移らせる実態があるということが証明されたのである。
つまり、「報道」というのは、それほど大きな力を持っているのであって、大袈裟に言えば、「カラスは白い」と報道すれば、国民に「カラスは白い」もんだと思わせることができ得るってことだ。
それゆえに「報道の責任」は重いし、その番組づくりには、それ相応の責任が生じることになる。
振り返ってみて、「小泉政権」時代。
我々が第三者の立場から一連の報道をみて感じることは、「マスコミ」が彼の支持率を保たせた感がある。
政治には「功」と「罪」があって、その「功」の部分で一番にあげられるのは、北朝鮮拉致家族の一部の帰国を実現させたことであろう。マスコミはこぞって彼を賞賛し、首相としての彼の行動力を賛美した…。案の定、支持率は大幅にアップするわけだが、このことで、彼の「罪」の部分、東アジア周辺国に対する、彼の「ほったらかし外交」がクローズアップされにくくなった。彼への批判を流す番組があれば、視聴者から多くの「クレーム」が入るようになったからだ…。
それゆえ、彼の支持率は維持し続け、最終的には、国民がさほど興味を持っていなかった「郵便局の民営化」に多くの国民が賛同する格好になったわけだ。
もちろん、彼の容姿や他者と一線を隔す(笑)そのリーダーシップから人気を集めたとも言えるが…。
最近の「東国原英夫」現宮崎県知事もまた同様である。
以前は、彼の「知事としての仕事ぶり」を流す程度であったが、今では、彼の生い立ちや昔の同級生まで番組で取り上げられ、彼自身はあらゆる番組にゲスト出演…。彼をTVで見ない日はないぐらいである。「宮崎県庁見学」「知事と握手ができる」旅行パックまで発売され、これがまた大盛況だという…。
まさしく「フィーバーがかかったパチンコ台」である…(笑)。
当然のように、彼が出演する番組の視聴率は軒並みUPしているという。
もちろん、これらは紛れもなく彼の力である。勉強を重ね、早稲田の政経で地方自治を学び、芸人時代に培った話術と人脈で、「時の英雄」になった。
しかし、ここであなた方日本人には、よ~く考えてもらいたい。
「報道で国民の心と行動は動かせる」ことは先に書いた。
そして、その「報道」の内容は、一部の人間によって簡単に描くことができ、そしてそれを利用できるのある。
使い方によっては、「国」をどの方向へも導くことができるということなのである。
PS:本日の画像のお題
「虚偽はダメ!あなたも真実を見る目も持とう!!」
我々宇宙人から見ると、一国の小さなモメ事であるが、「放送業界の未来」を占う上で興味深い。
そもそも、一昔前の「国民が情報を得る手段」としては、新聞・ラジオ・TVしかなかったわけだが、これらは全て「情報を得る側」が受身であった。それがここ数年の間に、急にインターネットなる新たな「情報を取得する手段」が普及し、国民が好きなときに、好きな情報を得ることができるようになったわけだ。
これらは、新聞・TVなどの従来のメディアのように一方通行でなく、私、宇宙人セグがそうしているように、自由に自分の意見や考えを広く発信できたりもするので、世界中で若者を中心に急速に広がりつつある。
それに危機感をもったTV局は、キー局を中心に、資金の確保、運用をしやすくするために一斉に株式を上場し、インターネットを情報伝達の媒体とする「IT企業」への対抗措置をとったわけだ。
だが、それが甘かった…(笑)。
会社としてのTV局、特にキー局は、その規模や、売上に当たるスポンサー料などは上場企業としての基準を大きく満たすモノであったが、「株式会社」としての経験がなさすぎた…。つまり、「自社株の守備」がザルだったのである(笑)。
これに目をつけた、時代の長者?たる「IT経営者」たちは、「ここぞ!」とばかりに、コンテンツやソフトが充実している放送局の買収に乗り出すのである。
つまり、対抗策として実施した戦略が、反対に敵に利用され、攻め込まれている格好になったわけだ。
今後、この「TBS-楽天」戦争が、どのように動いていくか見物(みもの)である(笑)。
さて、そのTV局であるが、TV局にとって、視聴率こそが、他業界の「実績」に該当する重要なものである。
視聴率の争奪戦。特に、民放の放送局にとっては、社員の給与も番組の制作費も、その経費の大部分がスポンサー料で賄われているので、ある意味国民が興味を抱く番組を製作する必要があるのも理解できるが、しかし、視聴率を最優先するあまり、最近は「?マーク」をうたざるをえない番組が多くある。
例えば、某局のクイズ番組。従来のクイズ番組といえば、出された問題を茶の間で家族どうしで解答を競い合ったり、出場者より父親が早く答えたときに「うちの父ちゃんは出場者より偉いや!」なんてことで楽しんでいたのであるが、現在はというと、出場者の「無知」を売り物にして、国民の優越感を煽(あお)り、「この芸能人、こんなことも知らないの~~!バッカじゃない~!」的な(笑)内容で高視聴率をあげている。もちろん、MCの巧みな話術もあるだろうが、クイズ番組がバラエティー番組化してしまっている。
というか、他者を見下して笑いをとり、それで国民の興味を煽っているのである。
「楽しければいいじゃん。」と思う人もいるだろうが、どうも最近の番組構成を見ていると、視聴率を優先するあまり、知的好奇心を刺激したり、純粋に知識・情報を与えてくれる番組がちがった方向に向かっている気がしてならない…。
関西TV系の「発掘!あるある大辞典Ⅱ」。地方局製作の情報番組としては異例の高視聴率を維持していた番組である。だが、事実でない虚偽のデータを放送したとして、国民からの非難が爆発した。協会から除名処分を受け、国からもペナルティーを科せられた。結局、社長の引責辞任と一部の幹部の降格という形で幕引きをされた格好だが、少し、視点を変えてこの問題を考えてほしい。
「納豆がダイエットに効果がある!」
たった、これだけの情報で、国民はスーパーに「納豆」を買いに殺到した。
放送翌日には、全国で「納豆売切れ」の店舗が続出したという。
納豆業界はホクホクだったにちがいない…(笑)。
「関西TVさまさま」だったはずである。
だが、その後、これが「虚偽の放送」であったことがわかった途端、「納豆」は急に売れなくなって、在庫の返品が相次いだ。
一部の納豆メーカーは手のひらを返したように「関西TV」を批判し始め、訴訟も検討しているという(笑)。
って、こんなことを言いたいのではなく(笑)、放送内容が正しかったにせよ、誇張・虚偽であったにせよ、放送されたことが、広く国民の意識を刺激し、実際に行動に移らせる実態があるということが証明されたのである。
つまり、「報道」というのは、それほど大きな力を持っているのであって、大袈裟に言えば、「カラスは白い」と報道すれば、国民に「カラスは白い」もんだと思わせることができ得るってことだ。
それゆえに「報道の責任」は重いし、その番組づくりには、それ相応の責任が生じることになる。
振り返ってみて、「小泉政権」時代。
我々が第三者の立場から一連の報道をみて感じることは、「マスコミ」が彼の支持率を保たせた感がある。
政治には「功」と「罪」があって、その「功」の部分で一番にあげられるのは、北朝鮮拉致家族の一部の帰国を実現させたことであろう。マスコミはこぞって彼を賞賛し、首相としての彼の行動力を賛美した…。案の定、支持率は大幅にアップするわけだが、このことで、彼の「罪」の部分、東アジア周辺国に対する、彼の「ほったらかし外交」がクローズアップされにくくなった。彼への批判を流す番組があれば、視聴者から多くの「クレーム」が入るようになったからだ…。
それゆえ、彼の支持率は維持し続け、最終的には、国民がさほど興味を持っていなかった「郵便局の民営化」に多くの国民が賛同する格好になったわけだ。
もちろん、彼の容姿や他者と一線を隔す(笑)そのリーダーシップから人気を集めたとも言えるが…。
最近の「東国原英夫」現宮崎県知事もまた同様である。
以前は、彼の「知事としての仕事ぶり」を流す程度であったが、今では、彼の生い立ちや昔の同級生まで番組で取り上げられ、彼自身はあらゆる番組にゲスト出演…。彼をTVで見ない日はないぐらいである。「宮崎県庁見学」「知事と握手ができる」旅行パックまで発売され、これがまた大盛況だという…。
まさしく「フィーバーがかかったパチンコ台」である…(笑)。
当然のように、彼が出演する番組の視聴率は軒並みUPしているという。
もちろん、これらは紛れもなく彼の力である。勉強を重ね、早稲田の政経で地方自治を学び、芸人時代に培った話術と人脈で、「時の英雄」になった。
しかし、ここであなた方日本人には、よ~く考えてもらいたい。
「報道で国民の心と行動は動かせる」ことは先に書いた。
そして、その「報道」の内容は、一部の人間によって簡単に描くことができ、そしてそれを利用できるのある。
使い方によっては、「国」をどの方向へも導くことができるということなのである。
PS:本日の画像のお題
「虚偽はダメ!あなたも真実を見る目も持とう!!」
