トラフィック | 5時から7時までのパブロ☆パブロのひとりごとブログ☆

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『トラフィック』
1971年 フランス ジャック・タチ


当時のフランス映画史上最大の制作費をかけたのにも関わらず、興行的に失敗してしまった『プレイタイム』の後に、比較的低予算で作られた作品です
だけど、私はこの軽快でチープなコメディ映画が大好きです

今回は珍しく定職についているユロ伯父さん
自動車デザイナーになったユロ氏は、自作のキャンピングカーをモーターショーに出品する為、アムステルダムに向かいます
道中、渋滞や事故に巻き込まれ、様々な人に出会うユロ氏の姿が、当時の車社会に対する批判を交えながら、コミカルに描かれています
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相変わらず行く先々で騒動を巻き起こしてしまうユロ氏は、やっぱり最後に雇い主に「君にはもううんざりだ」と言われます

ラスト、車を捨てて恋人と相合い傘をするユロ氏

このラストがすごくいいです
恋人と別れ地下鉄の階段を降りていくユロ氏、だけど地下鉄から押し寄せる人に押し戻されて恋人のところに戻ります
その時恋人が言う「あら、戻ってきたのね」というセリフが
かわいくて好きです


ユロ氏シリーズの中で1番好きな作品にも関わらず、この作品だけDVD持ってないです
何故かDVDボックスにも入ってないんですよね
欲しいです