ジム・ジャームッシュの長編第３作目
『ダウン・バイ・ロー』
1986年 アメリカ
舞台はニューオーリンズ
刑務所で出会った３人の男が、脱獄し放浪の末それぞれの道を歩み出すまでを、ロングショットとモノクロームの世界で描いています
この映画、とにかくキャストが最高！
チンピラのポンびきに『ストレンジャー・ザン・パラダイス』にも出演しているジョン・ルーリー、落ちぶれたディスクジョッキーにトム・ウェイツ、そして、夜の街角でトム・ウェイツに“悲しくも美しい世界だ”と話しかける陽気なイタリア人旅行者にロベルト・ベニーニ
この３人のやりとりが絶妙すぎて面白い！
嵌められて何もしてないのに刑務所に入れられたトム・ウェイツとジョン・ルーリーに対し、１番人の良さそうなロベルト・ベニーニが刑務所に入れられたのは殺人(まぁ事故みたいなものですが)を犯したから
それを知った時の２人の微妙な表情が笑えます
ラストに登場する、ロベルト・ベニーニの奥様、ニコレッタ・ブラスキも素敵です
この２人、『ライフ・イズ・ビューティフル』でも素敵な夫婦でした