例年通りというか、
ここ数年は特に民放の正月番組はあまり面白くないのですが、
昨夜はBSである番組に釘付けになりました。
日本人4人の若き演奏家、四重弦楽団「ジュピター・カルテット」。
彼らの約4年に渡るドキュメント番組が放送されていました。
ヨーロッパでの生活。
音楽と向き合っていく姿。
孤独との闘い。
彼らに対するリスペクトと自己に対するリグレットと、
いろいろ複雑な思いでこの番組にどっぷり浸かりました。
様々な事情でやりたくてもやれない人もいますし、
やる気、行動力だけではどうにもならない状況もありますから、
彼らのようにやりたい事でもがき、苦しみ、葛藤出来るという事、
そして同じ志を持った仲間がいるというのは非常に羨ましく思います。
音楽とは人そのもの。
音符や記号は作曲家の言葉。
それがヨーロッパの考え方なのだそうです。
日本は音符や記号に忠実に、間違いなくきっちり弾こうとする。
でもヨーロッパでは多少間違ったとしてもそれが味となり、
その人の表現力になる。
音楽の世界に限った事ではないように思います。
先日JAZZアルバムをリリースしたJUJUさんの言葉を思い出した。
デビュー前にジャズシンガーになりたくてNYに渡った時の事を
インタビューで答えていた。
“JAZZはNYの人達の生活の中に染み付いている。
それが技術を超えたところで、その人の味になる。”
だからポッとそこに入り込んだ自分が彼らに敵うわけがないのだと。
別に私は音楽家でもなんでもなく、ただの音楽好きですが、
非常に興味深い内容でした。
またソリストとしての演奏とカルテットとしての演奏の違いや、
そこでのそれぞれの葛藤の姿というのは、
たとえ音楽家でなくても勉強になる要素が多々ありました。
そのうちクラシックもかじってみようと思います。
今までとはちょっと違う聴き方、感覚で楽しめる気がします。