怒涛のように忙しかった8月が終わり、
今は休みの日が続いている。
(決して望んではいなかったが)
ポルトガルに滞在した事など、完全に遠い過去になっている。
帰国してから全くお伺い出来ていなかった
ポルトガル文化センターにも先月末にご挨拶を済ませ、
自分としてはやっと一区切りついた感じだ。
今日は久し振りに映画館へ。
何年か振りの、銀座シネパトス。
あまりにも久し振り過ぎて、入り方を忘れてしまった・・・
観たのは、“ブラック・スワン”。
まあ今更な感じではあるけれど、
タイミングがなくて観れていなかったし、
こういう映画館でならそのうちやるだろうと思って狙っていた。
本当は3ヶ月前にポルトガルに向かう機内で観れるチャンスがあり、
途中までは観ていた。
しかしまあ何というか、際どいシーンが多い映画で・・・
機内の前の座席にある画面。
隣などは見えないような造りになってはいるけれど、
斜め後ろの席からは何を見ているかバレバレで。
その時は確か、日本人のおばちゃん連中が陣取っていたかな。
序盤のその思わず息を呑んでしまうようなシーンのところで、
斜め後ろからの視線が気になって、画面を切ってしまった。
(観た方はどのシーンか分かると思うが)
という訳で、今日は周りの視線を気にすることなく・・・
というか気にする必要もなく。
入館した時、客は僕一人。
上映直前に3人入ってきて、計4人だけ。
ほとんど貸切状態だった。
内容は、ナタリー・ポートマンの演技に終始圧倒され。
凄かった・・・
あとはバレエのコーチ?先生?の言葉かな。
ナタリー・ポートマンにアドバイスをする数々の言葉。
決して彼女に対してだったりバレエに関する事だけではなく、
様々な事に通ずるメッセージがそこにはあった。
まあそれは観る人によって感じ方は違うのかな・・・
“Lose Yourself.”
今回自分の中に残った言葉。
時として、自分をぶっ壊さなければならない時期がある。
ボーダーを引きちぎらなければならない瞬間がある。
それを本番の舞台中にやり切ったナタリー・ポートマンが演じる主人公は、
最後に舞台上部から飛び降り、
マットの上で“完璧だった”というセリフを呟く。
興味深い映画だった。
個人的には、
8月の蒸し暑さ、仕事とストレス、それ以外での出来事で、
心身ともにボロボロの状態。
身体のパーツ一つ一つがバラバラだ。
どこにも神経が行き届いていない感じ。
これからしっかりと取り戻し、
前に進んでいきたい。