必要な変化、ブレないスタイル。 | パーソナルトレーナー/写真作家 古川貴久 【Personal Trainer / Photowriter】 Takahisa Furukawa

パーソナルトレーナー/写真作家 古川貴久 【Personal Trainer / Photowriter】 Takahisa Furukawa

◆ピラティス・マスターストレッチ・ウェイトトレーニング
◆東京浅草、ポルトガル写真

斉藤祐樹投手のピッチングをニュースで久し振りに見た。


やはりストレートが狙われているのかな?

以前に見た時は時々高めにいくスライダーが危なっかしかったけど。

いずれにしても、まだまだ不安定みたいですね。


彼のストロングポイントは制球力と投球テンポの良さ。

そしてアジャストメント能力。(素人目から見て)


彼について色々言う人がいますが、

個人的には彼のようなタイプの選手にこそ活躍してもらいたいです。


特にこれといったボールを持っているわけではない。


決してフィジカル任せではなく、その場の状況に対応しながら勝負していく。


彼を見ていると、桑田真澄さんや長谷川滋利さんが頭に浮かびます。


是非活躍して、色々言う連中を黙らせてもらいたいものです。



特別これといった武器がなくても、

どうにかやりくりして勝負していくアスリートが僕は好きです。


僕の場合、長谷川滋利さんの影響が大きいですね。


それと元巨人の仁志敏久さんにしてもそう。

常総の仁志、早稲田の仁志、全日本の仁志と、

常にリーダーで、クリーンアップを任されてきた仁志さん。


しかし巨人に入団すると、周りは自分より体の大きな4番バッターだらけ。

そこで頭を切り替えて、セカンド・リードオフマンのポジションを勝ち取り、

長くレギュラーで活躍されました。


元サッカー日本代表の山口素弘さん。

高校でのポジションはトップ下でしたが、

大学であの天才、磯貝選手を目の当たりにし、

まともに勝負しても適わないので

彼をサポートする事を考えてプレーしたそうです。

結果プロに入り、フリューゲルスと代表でボランチというポジションを確立されました。


“自分にはこれといった武器がない。

だから周りを生かして、自分も生きる。

総合力で勝負する。”


そんな彼の言葉は、今でも僕のバイブルですね。



現実から目を背けるのではなく、

そこで生き残るための変化。


これもアジャストメント能力ですね。



ちなみに元メジャーリーガーの野茂英雄さん。

現役の最後の方はもう打たれると分かっていても、球に力がないと分かっていても、

今までの自分を変える事はあえてせずにストレートを投げ込んだそうです。


そして案の定打たれては同じ事を繰り返す。

それでも尚、次のバッターにストレートを投げ込んでいく・・・


どこかで何かが変わる、感覚が取り戻せると信じて。


それはそれでカッコいいし、野茂さんらしい。