ポルトガルサッカーリーグの新シーズンが遂に開幕しました。
あまり興味もなかったのですが、
2ヶ月でも滞在すると気になってしまうものです・・・
この国のサッカーリーグはネーミングライツが導入されている事もあり、
その契約によってリーグの呼称が変わります。
今年は昨年と変わらず、“LIGA ZON SAGRES(リーガ・ゾン・サグレス)”。
BANIF(バニフ)というポルトガルの中堅銀行が筆頭スポンサーとなったようで、
来シーズン以降にこの中堅銀行がネーミングライツも獲得して、
リーグの呼称が変わる可能性もあるとの事。
まあでもネーミングライツ契約も企業によっては考えもの。
何千万から何億払って、果たして何年でペイ+α出来るのか。
この不景気で、しかも経済破綻している国で、
そこにお金をつぎ込んでどれ程の効果があるのか。
難しいところです。
今年は日本人選手は今のところいないようですね。
昨年は解説者の風間さんのご長男が3部でプレーされていましたが。
過去に日本人でポルトガルでプレーした選手も本当に数える程度。
広山望選手(現アメリカ、リッチモンド・キッカーズ)が最初で、
最近だと相馬選手でしょうか。
昨年藤枝MYFCで引退された吉田康弘さんはかつて、
あとは契約書にサインというところまでこぎつけておいて、
直前で流れてしまったケースもありました。
そういえば松井大輔選手のスポルティングのケースもありましたね。
あとは本人が現地入りすれば、というところで交渉決裂なんてのもありました。
どちらの詰めが甘いのか・・・
いずれにしても海外でプレーするには、実力プラス適応力がカギだと言われます。
かつてMLBで9年間プレーされた長谷川滋利さんは、
この事をずっと強調されていました。
野茂さんのような凄いフォークだったり、伊良部さんのような剛速球がない分、
自分は英語をしっかり勉強して、通訳無しで自らチームに入っていき、
様々な面で順応させていったのだと。
サッカーの場合は、特に長谷川さんのような行動は大事になってくる。
大袈裟じゃなく、その選手と飯に行ったかどうかで
パスが来るかどうかが変わってくる、なんてのもありますからね。
元日本代表の柱谷哲二さんは、外国人選手を獲得する事に関して、
大事なのは性格のいい、真面目な選手だとおっしゃっていた。
いくら実力があったとしても、順応出来なければどの国でも活躍するのは難しい。
果たして、今度ポルトガルで日本人選手がプレーする日は
いつになるのでしょう・・・