Brighton to mark ABBA's 50th anniversary
4月6日は International ABBA DAY「ABBAの日」です。1974年の4月6日。イギリス・ブライトンで開催された音楽祭、ユーロヴィジョン・ソング・コンテストにおいて、「恋のウォータールー (Waterloo) 」で優勝。 スウェーデンのポップ・グループABBAが、世界的に飛躍するきっかけとなった日です。今年はその優勝から50周年という年でもあるんですね。
昨晩 『BBC ニュース・ナウ』で、"Brighton to mark ABBA's 50th anniversary" というタイトルでの特集企画が放送されていました。
ブライトン(Brighton)というのは、イングランドの南東部に位置する観光地として有名な都市の名前です。ヨーロッパ各国で開催されるユーロヴィジョン・コンテストの、1974年の開催地はブライトンで、その年に優勝したのがABBA であるということ。そしてそこから世界的なグループとして飛躍していったことをブライトンの人たちは今も記憶し、そして誇りにも思っているという内容を、街の声と共に紹介していました。
6日には、開催会場となったブライトン・ドームで除幕式が行われ、ABBAのヒット曲によるイベントも行われるとのこと。この週末、ブライトンの街はABBA の曲で溢れることになるだろう、とのことでした。
Waterloo (Eurovision Song Contest 1974)
現在ではレストアされたきれいな映像で、ユーロヴィジョン・コンテストでのアバを見ることが出来ます。プロとしてはまだ初々しさの残るパフォーマンスですが、親しみやすいポップな楽曲とアグネタとフリーダによるハーモニーが魅力となっていて、ABBAはやっぱり最初からABBAなんですね。
日本ではまだ知名度が低かったころです。「全米トップ40」というラジオ番組で湯川れい子さんが、ABBAというグループ名をアッバと発音していたのを記憶しています。
「ダンシング・クイーン」 が全米で1位となったのが1977年。「恋のウォータールー」から約3年で世界の音楽市場を制覇したことになります。日本でも洋楽という枠を超えて人気グループとなりましたが、高校時代にクラスのロック・ファンと話すさいには、「アバが好き」とは言いにくい雰囲気は確かにありました。現在は、エルヴィス・コステロもノエル・ギャラガーも、リッチー・ブラックモアもU2のメンバーたちも、皆ABBAのファンだと公言しています。
以前にも記事にしましたが、日本でも人気絶調だった80年に、武道館で行われた来日公演に行くことができました。このチケット、母親が取ってきたのです。職場の音楽好きの友達のツテを借りて取ったようです (母自身も美空ひばりや越路吹雪のコンサートによく行っていた) 。よく取ることができたな、と思います。これは余計な話です。
当時、外国人アーティストの来日公演でも、現在と比較するとシンプルなステージが多かったのですが、ABBAは違っていました。照明や舞台装置など、当時見たどのアーティストのライヴよりも華やかなものでした。演奏のほうもオーケストラがバックにつくゴージャスなものでした。要するにお金をかけていたということです。世界的なグループというステイタスを保つための投資だったのかもしれません。
2021年、『Voyage』という新作アルバムも発表してくれて、ABBAに関しては望むことはもうない感じです。これは個人的な見解ですが、音楽という枠を超えて世界的な人気を得たポップ・スターとしては、ビートルズに続くのはABBAだと思っています。
そういうわけで、My Favorite ABBA Songs として3曲ほどを。「ダンシング・クイーン」とか「チキチータ」とか入れてもありふれているでしょ。ちょっと外したところでの名曲を。。。
と言っても、ビートルズと同じでどこを切っても出てくるのはいい曲ばかりなんですけどね。
My Favorite ABBA Songs
Bang-A-Boomerang (1974)
Kisses OF Fire (1979)
Super Trouper (1980)