Get Up And Go !

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音楽を中心に、映画、文芸、スポーツ など・・・。

より高く! より深く! けれど優雅に・・・ 冗談も好きなんですけどね (*゚.゚)ゞ






Pop LiFe Pop FiLe #76
映画 『Michael / マイケル』。現在も全国で公開中です。全世界累計興行収入が10億ドルを突破し、『ボヘミアン・ラプソディ』を上回り、音楽映画のみならず伝記映画全体でも歴代1位を記録しているとのこと。

個人的には、マイケル・ジャクソンがジャクソン 5 のメンバーとして、全米でスターへと駆け上がっていく瞬間を再現した場面がとりわけ印象に残っています。日本では当時、ジャクソン 5 よりオズモンズというグループのほうが人気がありましたが、この2つの兄弟グループについてを記事としてまとめてみました。





The Jackson 5 / I Want You Back (1970)
1970年 アルバム『Diana Ross Presennts The Jackson 5』でジャクソン 5 はデビュー。アルバムからのシングル『I Want You Back』は、全米で1位となり、この年 計4曲の全米No.1 ヒットを飛ばしています。映画『Michael / マイケル』の中で、グループ結成の経緯が描かれています。プロのミュージシャンを目指していたという父親によって、兄弟5人には厳しい音楽の教育がなされ、そして地元での音楽活動。1969年12月の『エド・サリヴァン・ショー』出演時の演奏も再現されています。

日曜のゴールデンタイムに全米で放映されていたこの番組への出演が、マイケル・ジャクソンが単なる子供スターから本物のスターへと飛躍した瞬間として現在では語られています。映画でもそのように描かれています。アメリカでは "スター誕生の瞬間” として、1964年のビートルズ出演時とともに伝説的なエピソードとして語られています。

1970年リリースの彼らのデビュー・アルバムは、たまにCDを引っ張り出して聴きます。正統派のソウルミュージックと、もともとが白人層もターゲットにしていたという、モータウン独特のポップな感覚がミックスされ、そこにキッズグループらしいピュアな感覚も加わって、ポップ・アルバムとして楽しめる作品になっています。好きなアルバムです。



1969年12月のエド・サリヴァン・ショー出演時のパファーマンスです。


The Osmonds / One Bad Apple (1970)
オズモンズの「One Bad Apple」は、一聴してジャクソン5の「I Want You Back」を意識した曲だとわかります。ジャクソン5のNo.1ヒットを追うようにして発表された曲ですからね。同時代に活躍したアイドル兄弟グループという共通点はありますが、ジャクソン 5は黒人グループであり、オズモンズは白人グループであるという点は大きな違いです。当時、日本にはフィンガー5という兄弟グループがいましたが、この曲を日本語訳でカバーしていました(これがけっこういい)。 ちなみにフィンガー5は、アメリカでは Japanese Jackson 5 と紹介されていたそうです。

オズモンズは家族的で健全なアメリカンポップスといったイメージが強いグループです。白人大衆向けの番組、「アンディ・ウィリアムス・ショー」に60年代から出演していたと言いますからね。とはいえ、この「One Bad Apple」の収録されたアルバム『OSMONDS』は、多くのサザンソウル制作に関わったリック・ホールをプロデューサーとして迎え、アラバマ州マッスルショーズで録音されています。健全さがウリのポップスから脱却したいという思いもあったようです。音のほうもそういった音になっています。ジャクソン5への対抗心もあったのかも。

当時僕はまだ小学生であったにも関わらず、オズモンズと言う名前はよく耳にしました。日本ではいわゆるお茶の間に浸透したグループでした。おそらくは、カルピスのテレビCMに起用されていたのが大きかったのだと思います。彼らの家庭はモルモン教徒で、教義としてアルコールは禁止。コンサートの打ち上げは、スタッフも含めてミルクで乾杯という話を何かで読んだことがあります。自然の味、カルピスだったらOKということだったのでしょう。



踊りは洗練されていて、古さは感じません。こういったアイドルグループの原型ですね。



ところでジャクソン5とオズモンズ。兄弟姉妹の数はそれぞれ10人と9人であったそうです。僕の母方の兄妹は7人でしたが、昨年法事に出席したさい、残った4人の兄妹の昔話が面白くて、集まった親戚たちは皆で盛り上がっていました。

狭い部屋に兄弟全員が入りきらず、食事は2部制であったそうです。だいたい後の組が「早く食えよ」とせっつくのだそうです。食べている当人たちは、お前の魚のほうが大きいとか量が多いとか言って喧嘩が始まるのだそうです。そんな話を笑いながらしているのを見て、兄弟が多いっていいよなと思ったのでした。
おしまい (*^^)v