
Pop LiFe Pop FiLe #79
”秋の夜長に静かに聴く”。 昨年も一昨年もやった企画です。夜も更けてきた時に聴けば、ぐっと来そうな曲を選んでみました。厳選したつもりです。
ADELE / Melt My Heart To Stone (2008)
2008年にリリースされた、イギリスのシンガーソングライター、アデルの1st.アルバム『19』に収録された曲です。当時一聴して、これは彼女にとって特別な曲なのではないかと思いました。ちょっと雰囲気がね。シングルとしても発売され、UKチャートで4位となっています。
恋愛で傷ついた感情が、一気に崩れていく感じをイメージして書いた曲のようです。"心が石みたいに重く溶けていく" ような、強い失恋の痛みが曲の中心にあります。そういったことをアデル自身、ライブでも語っています。
アデルは登場した時からとても高く評価されています。声の魅力と圧倒的な歌唱力はもちろんなのですが、失恋や人生を素直に描く楽曲にもあるようです。きれいごとにはせず、未練や後悔も隠すことなく歌っている。彼女のライブ映像をみると、同年代の女性たちを中心にして、女性全般に支持されていることがわかります。彼女の曲は等身大ですね。
KATIE MELUA / Tiger In The NIght (2004)
グリジア出身のイギリスのシンガーソングライター、ケイティ・メルアの、2004年リリースの1st.アルバム、『Call Off The Seach』に収録された曲です。アルバム中の曲としては、「The Closest Thing To Crazy」と並んで好きな曲です。シングルにはなっていませんが、後にベスト・アルバムに収録されたことを考えれば、この曲はやはり彼女の代表曲のひとつです。
曲タイトルにある Tiger は、恋する相手を "夜の中で強く輝く存在" として描いた比喩表現です。トラをイメージして愛や憧れを歌っているようです。これがオオカミだとちょっとややこしくなりますが(この冗談はちょっと良くないですね)。
ケイティ・メルアはデビュー時、日本でも話題となりました。曲がヒットし、エリザベス女王列席のチャリティ・イベントに出演。そこで女王と接見し「美しい声ね」と直接 称賛されたのだそうです。これはもうレコード会社にとってこれ以上の 宣伝材料はないわけで。でもそういったことは抜きにしても、澄んだケイティ・メルアの声は魅力的です。メロディの美しさが際立つ声の持ち主です。日本にはほとんど情報が入ってこなくなってしまったのが残念なのですが、僕は現在も新作がリリースされれば必ずチェックしています。
CULTURE CLUB / Time (1983)
カルチャー・クラブについては多くの説明は不要ですよね。80年代に多くのヒット曲を出し、ここ日本でも人気グループとなりました。解散によって活動しなかった時期もありますが、再結成して現在も活動中です。
カルチャー・クラブは、登場した当初はあのいで立ちからイロモノ・キワモノのように言う人いましたが、音楽自体が素晴らしいことに皆が気づき、すぐに人気グループとなりました。僕は何番目かにシングル発売されたこの曲から、好きになりました。ヒット曲が多い中で、この曲が一番好きですかね。すごくいい曲だと思います。
黒人音楽からの影響を感じます。この曲に関しては滑らかなR&Bソングといった感じでしょうか。フィリー・ソウルを想わせる広がりのあるストリングスに都会的な甘いメロディを持った曲。ですが当時の英国ニュー・ウェイブのような感覚もある。イギリスでもアメリカでも大ヒットしましたが、順位など関係なくこの曲は名曲ですね。
好きな曲、気に入った曲を見つけることができたなら教えてください。選曲のさいの参考にしたいと思います。
