
浜田省吾ソロデビュー50周年記念
昨日 新宿に行ったさい、立ち寄ったタワーレコード新宿店で、「浜田省吾 50周年記念」の展示がなされているのを見つけました。ソロデビュー・アルバム『生まれたところを遠く離れて』が発売されたのが、1976年4月21日のこと。今年で50周年となるわけです。そのアルバムからは現在もライヴで歌われている曲も多いのですが、これはとんでもなく凄いことです。半世紀前も前に作られた曲たちですからね。好きなアーティストである浜田省吾について、個人的な思い出を絡めながら少しだけ記事にしてみたいと思います。
店の一角に作られたそのコーナーは、大規模な展示ではありませんが写真に収めている人たちもいて、今現在も根強いファンを持つアーティストであることがわかります。 展示は5月4日までを予定しているとのこと。
1975年に愛奴のメンバーとしてデビューしてからのヒストリーが年代順に表示されています。

↓ 展示写真としてすぐに目に留まったのは、デビューアルバム録音時の、まだ23歳だった若き日の浜田省吾のスタジオ内での様子を捉えた写真です。今回新たな装いで発売された『生まれたところを遠く離れて』のブックレットに、これらの写真は載せられています。


↓ こちらは現在の浜田のステージですね。


↓ これはびっくり!ステージで使用されているギターです。一見 普通のテレキャスターですが違います。リア(ブリッジ側)にマイクのないギターです。ケースに表示されていた解説によると。。。
Fender Acoustasonic Telecaster - Olympic White
フェンダーアコースタソニック・テレキャスター(オリンピック・ホワイト)。フェンダーが2010年に先駆的に開発。テレキャスター伝統のフォルムをもちつつ、エレクトリックとアコースティックのトーンを瞬時にセレクトし、音色のブレンドも可能。多様なサウンドを実現する。「オリンピック・ホワイト」はギリシャのオリンポス山で採れる白色の石に由来するカスタムカラー。浜田省吾は、同機種で「サンバースト」、そして特注と思われる「ブラック」も所有。


浜田省吾は1976年に『生まれたところを遠く離れて』でソロアルバム・デビュー。今年2026年に、同アルバムのREMIX VERSION が発売されました。粗い演奏。浜田省吾の歌はむき出しで怒っているかのようです。まるでデモテープのような音です。全体としてはフォークロック調。現在の洗練された浜田のアルバムとはかなりの感触の違いを感じます。
ただし楽曲そのものは完成度が高く、とりわけメロディにはヒット性を感じるキャッチーなところがあります。このあたりに、後に広く受け入れられることとなった要因があるのだと思います。この頃はまだ、レコード会社内では一番下のランク付け。つまりは宣伝にお金をかけてもらえず、ほとんど売れていなかった時代です。
今回のリミックスによって迫力のある音に変わっています。特にバスドラ、スネアの音が重厚です。ボーカル、演奏ともに多少の補正はあるようです。こういったリミックスには当然賛否があるわけですが、浜田省吾のドキュメントとしてなら当時のアルバムを(出来ればアナログで)薦めます。 ですが、作品としてならこちらのほうが優れていることは確かだと思います。

ON THE ROAD 2025-2026。 現在進行中の今年のコンサートツアー。7月15日にNHKホールで開催されるコンサートのチケットを取ることができました。前回行ったのは2023年の埼玉スーパーアリーナでのライヴでしたが、NHKホールのほうが小さめの会場なのでこれはすごく楽しみです。
いつからか浜田省吾のチケットゲットは難関中の難関となってしまいましたが、80年代前半ぐらいまでは容易く取ることが出来たんですよね。あの時代のチケットは現在のようなオンラインによる味気ないものではなく、それぞれにデザインが施されていて、そんなわけでほとんど保管しています。思いで深い当時のチケットをいくつか貼り付けておきます。


↑ 初めて行った浜田省吾のライヴのチケットです。場所は今はもうない新宿厚生年金会館です。あの会場では多くのライヴを観ましたが、浜田のライヴは忘れられないもののひとつです。あの規模の会場が、当時の浜田省吾には集客として目いっぱいであったはずです。追加公演も行ったのですが、チケットは4月6日の会場ロビーで買いました。「追加公演、チケットまだありますよ~」の声を聴いて即座に買いました。そのぐらいの集客力だったんですね。
ライヴ自体は凄く良いものでした。ステージ上には演奏者と機材しかなく、演出もほとんどないシンプルなライヴでしたが、感動してしまったんですね。それまでの浜田省吾には音楽的に迷いがあったようですが、この時点では完全に吹っ切れていたと思います。新作アルバムとして『HOME BOUND』が発売されたころです。海外録音のあのアルバムは、ロッカー浜田が原点に帰ったアルバムとして現在は評価されています。ライヴでも、アルバムの出来そのままに勢いがありました。浜田自身も、「あのコンサートには手応えを感じた、その後の活動への自信になった」。とラジオ番組出演時に語っていました。
↓ 以前このチケットを友人に見せた時、浜田省吾と佐野元春が共演したことがあるのか!と目ん球が飛び出しそうな顔で驚いていました。実際は共演というより、佐野元春がオープニングアクトを務めたライヴです。あの頃の佐野元春はまだ人気もそこそこで「SOMEDAY」が発売されたばかりの頃でした。聴いた瞬間に、これはいい曲だ!と思いましたが、まだ名曲としては認知はされていませんでした。
国立の一橋大学の構内で行われたライヴです。学園祭の催しのひとつであったと記憶しています。ぼくが行った浜田省吾ライヴでは最も小さい会場で、目の前で観れたライヴです。今にして思えば、「路地裏の少年」と「Someday」を、同じ日に同じステージでのライヴで聴けたというのは、かなり稀有な経験であったと思っています。

この新しい朝に (2021)
浜田省吾も長いキャリアの中では、音楽から逃れたいと思い、うつ状態となった時期もあるようですが、それでも浜田省吾の曲にはいつも希望があるんですね。この曲が発表された時 あいみょんがSNSで、この曲をいつも聴いているということを発信していました。この曲がコロナ禍にあった、誰もがふさぎがちな時期に発表されたことに、大きな意味があるのだろうなと思います。
近年の浜田省吾作品では最も好きな曲です。
