音楽ブログは小休止。 今回は投稿ネタを使って。個人的な内容ゆえ、興味のない方はスルーをしてくださいね。ちょっと長いですよ、
「ブログを始めたきっかけ」。 これまで記してこなかったことですが、いずれは残しておきたいなとも考えていたことです。ブログを始めたのは2011年6月。 事情があっていったん退会したのが2012年。 ですが2013年には再開し、現在のブログ「Get Up And Go」に至っています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240303/23/secondflight-0814/d6/64/j/o0300023015408840030.jpg?caw=800)
2011年3月11日の東日本大震災からまもなく13年が経とうとしています。戦後最大と言われるあの災害は、私たち日本人の心に様々な変革をもたらしたと言われています。例えば震災後に結婚するカップルが急増したこととか。なんかこれはわかりますよね。死というものを現実感をともなって考えるようになれば、自分にとって最も大切な人は誰なのだろうかと、そのように考えるのは自然なことなのかなと。
昔 観た『エアポート '80』という映画の中で、飛行中の旅客機が墜落の危機に見舞われ、それを寸前のところで回避するという場面があるのですが、アラン・ドロンが演じた副機長はそれまで恋人への態度をあいまいにしてきたのに、地上へ帰還した後に人間が変わるんですね。「僕にとって最も大切な人が誰なのかわかった。愛している」と恋人に打ち明ける場面があるのです。これは映画なのでわかりやすく描かれていますが、なるほど死に直面すればそうなるのだろなと。
僕にはそういった場面は訪れませんでしたが、いろいろと考えたことは確かです。そのひとつとして、ですが僕にとっては極めて重要なことのひとつとして、明日死んだら「たまりにたまった数千枚のCD/レコードはどうなってしまうのだろうか」と。頭をよぎったのが人ではなく物だというのがトホホな現実だったのですが。(^^;
いやホントのところは、物よりも自分の頭の中に残された音楽の「知識」と、胸に残された「感動」も、自分が朽ちていくのと同時にこの世から消え去ってしまうのだろうかと思ったんですよね。大げさに思うかもしれませんが、生きた証しを残しておきたいなと考えたのです。結婚して子供でもいれば違ったとは思いますが、僕の場合はそのように考えたということです。
でもこのブログだって10年以上続けようなんて気はその時まったくなくて、せいぜいが1年ぐらいは続けたいなと思った程度のこと。はじめは自分のためにネット上に残すぞと考えていたのが、コメントをもらえるようになってから徐々に変質していったということです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240303/23/secondflight-0814/20/02/j/o0663039815408830174.jpg?caw=800)
「いい音楽を教えてくれてありがとう」なんて言われれば目的も変わってくるでしょ。売り場でCDやレコードをスタッフとして販売していた頃もそうでした。お金を払って購入したお客様が、後日売り場にやってきて「いいアルバムを教えてくれてありがとう」なんて声をかけられることがしばしばありました。カリスマ店員などという言葉が世間に広まり始めてからは、かなりいい気になっていましたね。
!(^^)!
店で働いていた頃は商品構成や売場展開を任されて、さらに販売促進用のポップも皆で作ったりしていました。ポップ作りなんかはけっこう楽しかったんですよ。そういった面はブログでの記事構成やレイアウトなどに役立っているみたいです。
本ブログ程度のアクセス数では何かをやったところで金にはなりません。何よりも嬉しく励みとなるのは、「気に入った曲を見つけた」と言ってコメントをくれたその瞬間です。
2011年の記憶
2011年3月11日のまさにその日。 来日公演のため、シンディ・ローパーは日本に降り立ちました。 ほとんどのイベントやコンサートが中止になる中、シンディ・ローパーのライヴは決行。3.11 から数日後、いつもなら毎晩がお祭りのような渋谷は閑散とした街と化していました。 その日 渋谷オーチャード・ホールで行われたライヴは、僕にとっても生涯忘れることのできない特別なものとなりました。
震災についてステージから聴衆に真摯に語りかける姿。ライヴ後には自らロビーに立って募金活動をしていた彼女の姿はずっと胸に刻まれています。
CYNDI LAUPER / All Through The Night