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Hits of 1984 ②
That was 40 years ago
80年代ファッション再燃の兆し !?
ブームというほどではないにしろ、たまに見かけます。肩パッド入りのジャケット、黒ずくめの上下、あるいは派手でカラフルな装い。 現代風にアレンジはされていますが。 流行は繰り返しですからね。
音楽のほうは、洋楽・邦楽ともにもうずっと以前から80年代の音への回帰の傾向が見られます。個人的に言えば、当時 あの音を聴き過ぎていたゆえか、今聴くと気持ち悪さを感じる場合もあるのですが。
切れの良いリズムが重低音を伴って響き、バックには常にシンセサイザーの音。 波の細かい流れるようなディストーション・ギター。 ゴージャスなんだけれど、チープでもあるという、あの音の塊ね。とてもカラフルでしたね。
DARYL HALL & JOHN OATES / Out Of Touch
昨年、ダリル・ホールのライヴに参加した際は、周囲の同窓会的なノリには圧倒されました。 同時にホール&オーツの音楽は、80年代という時代を彩った代表的な音楽だったんだなと、実感したのです。3曲目の「Out Of Touch」か始まると、ライブは一気にヒートアップしました。
この「Out Of Touch」を含むアルバム『BIG BAM BOOM』は、当時のニューヨークの超売れっ子エンジニアであるボブ・クリアマウンテンがプロデュースを担当しています。デヴィッド・ボウイ、ブルース・スプリングスティーン、ロキシー・ミュージック、ブライアン・アダムスらを手掛けていた人です。
ドラムの音がエフェクトされた、きらびやかで厚みのある音です。今聴くと、いかにもの80年代的な音に懐かしさも感じますが、当時は世界中の一流アーティストたちが、ボブ・クリアマウンテンに仕事を依頼していました。 日本では甲斐バンドがNYの彼のもとにテープを持ち込み、それまでのいなたい甲斐バンドからは想像できない 80年代的なアルバムを完成させ、とても驚いたことを記憶しています。
MADONNA / Material Girl
前々回記事にした女性シンガー、シンディ・ローパーと、当時は何かと比較された人です。同じ84年にブレークしたこと。 そして2人ともニューヨークでアーティストとしての下積み時代を過ごしたことなど、いくつかの共通点があったからでしょう。
この人の最大の特徴は、MTVというメディアを最大限に利用して、女性であることを前面に出して視覚的に訴えたことでしょうか。そして音楽的には安易にも思えるダンス・ポップ。 だから彼女のことを敵視していた洋楽ファンがいたことも確かです。けれどポップ・ミュージックとしては、アンチを蹴散らす圧倒的なクオリティがあったこともまた確かだと思います。
84年の出世作となったアルバム『LIKE A VIRGIN』は、80の年代の音楽シーンを席巻したナイル・ロジャースが、プロデュースを担当しています。
"愛を買うことはできないけれど、お金があれば何でも手に入る“ と歌う「マテリアル・ガール」。 シンディ・ローパーと比較するには、格好のネタであったと思います。
次回、80年代洋楽を記事時する際は、84年という括りを取っ払って記事にしたいと考えています。
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