Pop LiFe, Pop FiLe #1 | Get Up And Go !

Get Up And Go !

音楽を中心に、映画、文芸、スポーツ など・・・。

より高く! より深く! けれど優雅に・・・ 冗談も好きなんですけどね (*゚.゚)ゞ







こういった音楽ブログを始めてから、今年で12年になります。 当初は1年ぐらいを目標としていたのですが . . . 。最近このブログを読み始めた人の中には、節操のない音楽趣味だな、と思われた方もいるでしょう。これは趣味と言うより、長く音楽ソフトを輸入したり販売したりといった仕事についていたため、そうなってしまったというふうに理解していただけると嬉しいのですが。

過去にプロフィール代わりに、個人的な音楽趣味だけを記事にしたことがあるので、リンクを張っておきます。よかったら。
My Favorite Things 私のお気に入り


これまで何らかの括りでもって曲を集め企画し、と言う形で記事にすることが多かったのですが、それではどれだけ記事にしても膨大な量のお薦め曲を紹介し切れないということに気づいたので (いまごろ遅い!) 、今後はランダムに、例えばラジオのリクエスト番組のような形でも記事にしてみることにしました。ガラガラ回して球が出てくるガラポン抽選器みたいなね。とは言っても、ある程度は傾向が近い曲にはしますが (そうしないとあまりにも節操がなくなるので)。
Pop LiFe, Pop FiLe というタイトルで不定期でやるのでよろしくね☆


PILOT / Get Up And Go (1977)
70年代にイギリスで活躍したパイロットというバンドの曲に「Get Up And Go」 という曲があって、それをこのブログのタイトルにしています。パイロットの曲の中では、1番目か2番目に好きな曲です。 ラトルズに同名異曲があります。

パイロットはいい曲が多くて演奏力もすぐれていたのに、マネージメントの問題でプロモーションもされず、活動がままならなくなって解散の道を選んだ、言ってみれば悲運のバンドなんですね。アーティストというのは、音楽バカの世間知らずが多いわけで、狡猾な大人たち騙されてしまうなんてことが昔は多かったようです。例えばバッドフィンガーだとか、ギルバート・オサリバンなんかもそうですね。

Get Up And Go, Listen to the radio!。 さあ、ラジオを聴いて、立ち上がって行こうよ! そんな曲です。パイロット、最後のアルバム 『Two's A Crows』に収録された曲です。邦題が 『新たなる離陸』となっているのがなんとも悲しいです。 そして、"さあ、立ち上がって行こう" と歌っているわけです。優雅な飛行を思わせる軽快な曲であるのに、もの悲しさも感じる曲です。

2016年のパイロットの来日公演で 「たくさんの名曲をありがとう」 と、デヴィッドに直接言った瞬間の彼の笑顔が忘れられません。





PRINCE / Pop Life (1985)
今回の記事タイトルとして拝借した、プリンスの 「Pop Life」という曲です。85年にリリースされたアルバム 『AROUND WORLD IN A DAY』に収録された曲です。80年代のサージェント・ペパーとも言われた、ネオ・サイケデリックなアルバムです。

実験性に溢れてはいますが聴きやすくもあり、個人的には最もよく聴くプリンスのアルバムです。最も好きなアルバムです。「Pop Life」 は、幻想的ムードの漂うアルバムの中で、”誰もがトップに立つことは出来ないけれど、ポップに生きなければ楽しい人生を味わえないよ" と歌っています。

”愛と平和” を歌えばたいていは能天気なものになりますが、そのように感じさせないのは、プリンスの閉鎖的なムードと関係があるのかもしれません。 上から人に説くと言うよりも、心の内なる声を、俺の声を聴いてくれ!といった感じに聞こえてしまうんですね。










Pop Life
Everybody needs a thrill
Pop Life
We all got a space to fill