イングリッシュマン・イン・ニューヨーク | Get Up And Go !

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今日はニューヨークの日。
東京とはケタ違いでの感染によって深刻化していたニューヨークですが、現在は沈静化の兆しがみられるとのこと。 ニューヨークはあのニューヨークであってほしい。一日も早くエンターテイメントの中心地ニューヨークに戻ってきてほしい。 そう祈願し、「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」カバーソング特集です。と言うか替え歌集です。 ありがちなビリー・ジョエル特集よりは面白いと思いますよ。
(*^ー^)ノ





STING / Englishman In New York (1987)
スティングの代表曲としておなじみの曲です。“コーヒーは飲まない紅茶がいいんだ” とか “トーストはよく焼いたほうが好みだ” とか、つらつらと歌詞を並べ、で “アクセントを聞けばわかるだろ。私はニューヨークのイギリス人なんだ” と歌っています。

イギリス人としてニューヨークで感じたアメリカとイギリスの文化・習慣の違いを表現した、またイギリス人らしさを失わずに生きていこうと言う、スティング自身の意志を感じさせる曲です。

この曲、88年のイギリス映画 『Stars And Bars (邦題: イングリッシュマン IN ニューヨーク) 』 で、使用されています。 イギリス出身の美術商がアメリカで巻き起こすドタバタコメディです。 異文化に触れながら外国で暮らすというコンセプトは、コメディになりやすいのでしょうね。 と言う訳で、替え歌にもなりやすいということですかね。





SHINEHEAD / Jamaican In New York (1993)
はい、ここからが今回の企画の本番ですよ。 まずはシャインヘッドの 「ジャマイカン・イン・ニューヨーク」 。 ニューヨークのジャマイカ人というわけです。

シャインヘッドことエドムンド・カール・エイトキンは、ジャマイカからニューヨークに移住。 そしてブロンクスで育っています。 あの悪名高いブロンクスです。 スティングの歌詞にある 「礼節が人を作ると言うのなら、彼は現代の英雄だろう = If "Manners makes man" as someone said. Then he's rhe hero of the day」 の英国紳士称賛とも言える部分を、「粗野が人を作ると言うのなら、彼は現代の不良少年だろう = Roughness makes man, as someone said. He is the rude boy of the day」 などと、ブロンクス流に変えてしまってます。スラングなのか意味不明の部分もあり、かなりハチャメチャな様子。

こういったヒップホップとレゲエを融合させたようなスタイルをラガ・ヒップホップと言います。 この曲はヒットしたのでご存じの方は多いでしょう。






OMID DJALILI / Iranian In U.K. (2007)
イギリス在住のイラン人コメディアン、オミッド・ジャリリのナンバーです。と言うか番組宣伝用テレビスポット。まじめには聴かなくてもいいですよ。 この方は俳優でもあり、ハリウッド映画にも脇役でちょこちょこと出演しています。最近では 『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』 (2018) にも出ていました。

大学で舞台演劇を学んだ人のようです。BBCで自らの名前を冠したテレビ番組を持っていたほどなので、評価はされているのだと思います。短い映像の中でもツボを押さえていて、けっこう笑えますよ。






関西人 イン 東京 (2007)
トリはこの曲で。 この曲を初めて聴いたのは10年ほど前。 これは面白い! と思いました。 ですが、いまだ大ヒットには至っていません。少しは話題になりましたが。

替え歌としては、ニュアンスとしてオリジナルの 「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」 近いのではないか。 アングロサクソン系のイギリス人が、パッと見ではアメリカ人と見分けがつかないように、関西人だからといって東京では見かけではそれとはわからない、といった意味で。

ニューヨークは人種の坩堝。 東京は地方人の集まり。でも東京で見かけやしぐさから出身地を見分けるのはほとんど不可能でしょう。ただ、ひとたび喋りだせばわかることもあります。居酒屋などでたまに出くわす関西人同士の会話。目立ちますよね。声のヴォリュームも2メモリぐらい上だし。

歌の中で奈良出身だという主人公が、「大阪人でくくらんといてや」と言ってますが、神戸の人に同じように言われたことがあります。神戸と大阪の関係は、関東で言うと、横浜と東京の関係に近いのかも。「神戸のほうが大阪より洗練されている」という主張のようですが、よくわかりませんね。
ただ、神戸生まれの明石焼きといわれる玉子焼きが、大阪発祥のB級グルメ・たこ焼きよりもオシャレ感が漂っているのは間違いないと思います。







「ニューヨークのイギリス人」 が、最後は「東京の関西人」 になってしまいましたが。

異文化の中で暮らせばそこには摩擦が生じるでしょう。ですが、多様な人間の集まる都市にはエネルギーが生み出されます。萎縮してしまった世界に再びダイナミズムが戻ってくることを祈りつつ。
ちょっと こじつけっぽいかな (^o^;) 





ニューヨーク行ったことある?


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