とらわれた天使の歌声 -9ページ目

ゼノ話 その9



とらわれた天使の歌声



EP4 ラカンの話です。



9500 ラカンら、アニマの器探索へ。その過程でラカンは、ゾハルの存在を知る。アニマの器を得た4人のガゼル法院は地上諸国を蹂躙するも、ラカンらによって倒される。ガゼル法院、シェバト長老会議と密約を交わす。イグニス防衛戦にてソフィア死亡。享年25歳。ミァン、シェバトの捕虜となる。


9501 ロニ、イグニス戦乱跡からエルドリッジに搭載されていた艦艇(現ユグドラシル4)を発見。後世に遺すため、改修作業を隊商の仲間に命ずる。ラカン、シェバトに捕われていたミァンを解放。ゾハルを求めベツレヘムの地へ。同年、ラカン、ゾハルと接触。不完全接触はグラーフを生み出す。グラーフとなったラカンは、ディアボロス(デウス初期型機動端末)を目醒ねさせ、地上を破壊し尽す。この破壊によって全人口の96%が失われる。ロニら残された人々はその総力を結集させディアボロスに抗戦。その中核となっていたORヴェルトールを起動停止させることによって、辛くも滅亡を免れる。この戦いで、兄を庇ったレネ・ファティマが死亡する。その後、グラーフとなったラカンは行方不明になる。


(パーフェクト・ワークス ゼノギアス設定資料集より)


ソフィアの死以降、最大のヤマ場となるのがこの9501年の出来事です。


その主人公であるラカン。


容姿はフェイそのものです・・・ってゆうかこっちがオリジナルですね。

そしてまた、その容姿と相まってこの二人にはパーソナルにも多くの共通点があると思います。


まず言えるのは二人とも神経質な性格である・・・芸術をたしなむという共通点からしても二人とも繊細な神経の持ち主なのでしょう。そしてこういったヒトにありがちなのが「かんしゃく持ち」なんじゃないかなと自分は思います(要するに感情を内に内にためていってついには「爆発」するタイプのヒトって事です)


もちろん神経質なヒト=ネガティブ思考(まあ、確かに一概には言えないかもしれませんけど)=基本根暗ともいえるでしょう。


ただ、自分的にはフェイの方は実は根は明るいんじゃないのかなと思います。ゲーム中の根暗な言動は彼の受けてきた悲惨な体験が故に彼をそうさせているだけなんでしょう。一方、ラカンはというと彼にはそんな体験はありません(わかってる限りは です)。でも彼の言動とかを見るに、ラカンっちゅうヒトは本当にねっからの根暗じゃないかなと思います。


じゃあ一体なにがラカンを根暗にしているのかというと、一言でいえば「自分に自信がない」ですかネ。


自分がいたらない。

自分に力がない。

自分なんかが・・・


何事につけ、彼の思考の根底には常にこういった意識が根づいていて、それが言動となって表れています。


ただ、ソフィアに対してはちょっと趣が違うようですね。


もともとソフィアがそうであったようにラカンもまたソフィアこそが唯一の「こころを開いて対等につきあえるヒト」であったのだと思います。 最初の出会いの頃は。


しかしそれが二度目の出会いを経て、ソフィアが大教母となってからはその気持ちに大きな変化が現れるわけです。そしてそれは彼の本来的なネガティブな性格によってますます増長されていく事になります。


思うに、


大教母ソフィア=公(おおやけ)のヒト


という意識は彼の中では非常に大きなものであったのでしょうね。


その、


「ネガティブ思考者独特の過剰な意識」が結果、ソフィアの悲劇を生みだす事になります。


ソフィアを守れなかった自分・・

ソフィアを守るべき力が至らなかった自分・・


彼はゾハルの存在を知り、そしてその存在をしらしめたミァンを解放し、ゾハルとの接触を果たします。


すべては至らなかった自分の裏返し・・・すなわち「力」を欲したからが故の行動なのでしょう。




うぬは力がほしくはないか?


グラーフの有名な言葉。


上記の事を踏まえつつ、なんじゃかんじゃとミァンの巧妙な話術にそそのかされた(もちろん彼女は「目的をもって」意図的にそそのかしています)ラカン自身の言葉なんやなーコレ と思うと実に奥深い言葉じゃないかなと思うのですけどネ。