ゼノ話 その2
PWに記載のあるEP4時代の詳細な歴史年表は本家サイトの「ニサン同盟」内スペシャルコンテンツに抜粋させていただいていますが、その歴史年表からは前回記述した時代に生きた各々のキャラの人格形成に影響を及ぼしたであろうと思われるさまざまな事柄が書かれています。
まず、大切なのはニサン正教の生い立ちとその組織構造を理解するという事でしょう。
これはソフィアというひとりの女性を理解するうえで重要なポイントであると思います。
すなわち「突出したエーテル力を有した大教母のみがニサン正教の正当な後継者となった」という事実が少なからずもソフィアの人格形成におよび彼女の行動に多大な影響をもたらすことになっているわけなのです。
「公(おおやけ)」の自分と「私」の自分。
年表から読み取れるとおり、彼女は自らが望んで大教母になったわけではありません。
ただ単に突出したエーテル力を保有していたというだけで、ソフィアは大教母という宗教的及び政治的にも多大な権力を有する立場に祭り上げられたわけであって彼女自身、その立場にふさわしい「器」であったとも思えません。
ただ彼女は自らが望むことなく教母に祭られはしましたたけれど、当然がごとくそこに身を投じることで多大なる挫折と悲しみを味わい、その一方で、そこから次第に教母としての責任と自覚をもつようになっていくわけです。
彼女にとって、その大きな転換点となったカレルレンとの出会いは彼女自身の人格形成大きく影響しているわけなのですね。
このあたりはEP4ファンには有名なくだりである「モノクロームの少女」という物語の断片を読み解けばおおよそ理解できます。とくになぜ彼女が「モノクロームの少女」であったのかは・・・
また、そういう出来事を経て、その後の時間の流れの中で「公としてのソフィア」が形成されていくわけですが、その一方で本来的な「私としてのソフィア」の想いも初めてのラカンとの出会いによって呼び覚まされ、そして維持され、次第にソフィアの中で大きく大きく育っていくことになります。
まあ、これはようするに「公としてのソフィア」の人格形成に対する反作用のようなものなのかもしれません。
またそれは「対存在」としての役割をもつ「もう一人の自分」に対する「本来の自分」の抵抗でもあるといえないことはないでしょう。
(まだまだ続きます)