武田家の反北条連合の制裁は速やかに行われた。
長野家を箕輪城にて破り、武田の臣下とした上で箕輪城を返還。
そして対北条の最中独自の動きを見せた、反北条連合発起人長尾景虎への制裁である。
越中を平定し、その版図を広げるべく能登の畠山家に侵攻中だった長尾家は、飛騨から北上してきた武田家になすすべもなく越中を明け渡すことになる。
長尾家の従属大名であった椎名家も魚津城で降伏。
越後への帰路を絶たれる恐れのあった長尾家は、攻撃対象であった畠山家と即座に停戦。
七尾城を守りの要とした迎撃体制を整える。
しかし、主君長尾景虎が戦線に出ておらず、武田晴信をはじめとした武田家の精鋭部隊に壊滅。
長尾家は能登侵攻を成し遂げることなく撤退し、長尾と共闘した畠山家もまた駆逐され、越中能登は武田家の軍門に下ることとなった。
1543年12月、越中、能登を平定した信玄が躑躅ヶ崎館に帰還。
今川、北条との三国同盟を成立し南方の憂いが消えた武田家は、ついに信濃から北進、長尾家から関東管領を叙任し上杉家となった上杉政虎の居城でもある春日山城、越後に進出することとなった。
1544年
01月：政策 甲州法度次第(固有)
03月：戦 海津城完成
04月：戦 上杉政虎 妻女山布陣
戦 大会戦 武田信繁 山本勘助死亡
07月：朝倉家との同盟を24ヶ月延長。
朝廷より左近将監叙任
09月：上杉家松代城、坂戸城、北条城包囲落城
枡形山城完成
10月：本願寺家尾山御坊包囲落城(板垣信方軍団)
11月：上杉家与板城、栃尾城包囲落城
12月：上杉家雑太城、安田城包囲落城
1545年
01月：イベント 島津家郷中教育
上杉家春日山城包囲落城
南越後平定
02月：本願寺家大聖寺城包囲落城(板垣信方軍団)
加賀平定
03月：上杉家新発田城包囲落城 上杉家滅亡
北越後平定
一門武田信繁、軍師山本勘助を相次いで失った川中島の合戦の後。
越中、能登、飛騨に板垣信方を大将とした軍団を結成。
そこには旧領を回復した七尾城の畠山、魚津城の椎名、富山城の神保、松倉城の三木といった面々が顔を並べていた。
これで同盟国越前朝倉家との間に横たわる加賀、本願寺家への対抗姿勢を明確にした。
川中島合戦から一時の平時の後、再び長尾家への侵攻を再開。
それまでの苦戦が嘘のように南越後へ雪崩れ込む。
春日山に絶対的な守りを敷く上杉に対し、それ無視するかのように南越後を東進。
上杉政虎は西進してくる伊達家への備えで安田城に入っており、春日山城と北越後の街道は完全に分断。
政虎不在の春日山を落城、孤立していた北越後の安田、新発田城もまた例外なく武田家に降り、長きにわたって続いた武田・上杉の戦は武田家の圧勝というかたちで幕を下ろすのであった。
新たに軍団を組織された板垣信方率いる隊もまた、加賀一円を治める本願寺を抑え、武田家の領土は拡大の一途をたどる。