第72回黒鷲旗　第４日　準々決勝　結果①

予選ラウンドで、筑波大学によもやの１－３負けを喫し、さらに昨日は、若手中心で、下北沢成徳高校と筑波大学に連敗を喫してきていた東レチームにもフルセットまで縺れる苦戦をし、辛くも準々決勝に進出する結果となったという経緯があったためではないかと想像しましたが、とにかく今日の久光は、ものすごく気合が入っていました。

もともとポテンシャルの高い選手の揃ったチームだけに、気合が入りますと、やはり非常に強いですね。

チームには、平山詩嫣選手（８／ＭＢ）や西村弥菜美選手（７／Ｌ）も戻ってこられており、今日は出場されていましたし、また、先のV Cupとは違って濱松明日香選手（４／ＭＢ）も出場されており、そうしたメンバーも加わっての本気度が感じられる戦いぶりでした。

明日は、デンソーとの準決勝になりましたが、果たしてどうなるのか、大変興味深いですね。

１４：３０　③　日立Astemoリヴァーレ（Ｃ組１位）　３－０　トヨタ車体クインシーズ（Ｄ組２位）

第１セット　２５－１６

第２セット　２５－２２

第３セット　２５－２１

（スタッツ）

https://www.jva.or.jp/wp-content/uploads/2024/03/kekka1_women_kurowashiki2024.pdf

（録画配信）

https://vtv.easysports.jp/video/65349

１６：３０　④　岡山シーガルズ（Ａ組２位）　３－０　筑波大学（Ｂ組１位）

第１セット　２５－２２

第２セット　２５－１６

第３セット　２５－２１

（スタッツ）

https://www.jva.or.jp/wp-content/uploads/2024/03/kekka1_women_kurowashiki2024.pdf

（録画配信）

https://vtv.easysports.jp/video/65347

登録

小松原、山城、田口、金田、宮下、妹尾、佐伯、中本、川島、高柳、楢崎Ｌ、城戸ひなＬ、甲斐、長瀬

帯同

中井、城戸うらん、前田、船田、宇賀神、濵田、遠藤、藤原、松本、安田

第１セット先発

宮下、金田、中本、山城、川島、長瀬、城戸ひなＬ

相手サーブから、金田フェイント１－０、長瀬クイック２－０、相手レフト吸い込み２－１、金田クロス３－１、相手クイック３－２、相手ライトクロスフェイント３－３、相手クイック３－４、コンビ合わず３－５、金田クロス４－５、中本フェイント５－５、金田エース６－５、相手クイック６－６、相手レフトクロス６－７、長瀬クイック７－７、長瀬サーブアウト７－８、中本ストレート８－８、相手レフトクロス８－９、中本ストレート９－９、中本エース１０－９、相手クイック１０－１０、相手ブロックアウト１０－１１、相手ブロック競り合い勝ち１０－１２

ＴＴＯ

金田クロス１１－１２、金田クロス１２－１２、金田クロス１３－１２、山城ブロック１４－１２、相手クイックアウト１５－１２

Ｔ１回目ＴＯ

相手ＢＡネット１６－１２、相手ライトクロス１６－１３、見逃し１６－１４、金田ストレート１７－１４、相手ライトクロスアウト１８－１４、相手レフトストレート１８－１５、金田クロス１９－１５、相手センターアタックアウト２０－１５

Ｔ２回目ＴＯ

長瀬ダイレクト２１－１５、相手ライトストレート２１－１６、中本ストレート２２－１６、甲斐インサーブ、中本被ブロック２２－１７、相手Ｄ２２－１８、宮下タッチネット？２２－１９、小松原イン

岡山１回目ＴＯ

小松原クロス２３－１９、相手クイック２３－２０、相手エース２３－２１、相手ダイレクト２３－２２、小松原クロス２４－２２、金田ストレート気味クロス２５－２２

第２セット先発

変わらず

宮下サーブから、相手ライトストレート０－１、川島クイック１－１、金田ストレートアウト１－２、相手センターアタック１－３、金田クロス２－３、金田プッシュ３－３、相手クイック３－４、相手サーブアウト４－４、金田クロス５－４、金田ストレートフェイント６－４、長瀬Ｄ７－４、相手ライトブロックイン７－５、金田クロス８－５、中本打ちきれずネット８－６、中本フェイント９－６、岡山オーバーネット判定９－７、川島クイック１０－７、相手レフトストレートアウト１１－７、宮下ノータッチエース１２－７

ＴＴＯ

中本クロス１３－７

Ｔ１回目ＴＯ

相手ライトブロックアウト１３－８、中本フェイント１４－８、金田クロス１５－８、山城一枚ブロック１６－８

Ｔ２回目ＴＯ　

相手ライトクロス１６－９、金田クロス１７－９、金田ブロックアウト１８－９、甲斐インサーブエース１９－９、相手ライトクロス１９－１０、山城ストレート２０－１０、二枚替え、妹尾小松原イン、相手レフトフェイント２０－１１、小松原ストレート２１－１１、相手Ｃ２１－１２、相手オーバーネット２２－１２、相手レフトクロス２２－１３、相手レフトブロックアウト２２－１４、相手センターフェイント２２－１５

Ｏ１回目ＴＯ

小松原クロス２３－１５、二枚替え戻す、宮下山城イン、中本クロス２４－１５、２４－１６、中本ロングクロス２５－１６

第３セット先発

変わらず

相手１１サーブから、山城クロス１－０、相手レフトストレート１－１、相手レフトストレートアウト２－１、相手ライトブロックアウト２－２、山城クロス３－２、相手フェイント３－３、金田豪快クロス４－３、中本ストレートアウト４－４、長瀬クイック５－４、相手レフトクロスアウト６－４、川島ブロック７－４、中本ストレート８－４

Ｔ１回目ＴＯ

相手レフトフェイント８－５、中本クロス９－５、相手レフトクロス９－６、中本クロス１０－６、相手クイック１０－７、川島被ブロック１０－８、金田クロス１１－８、相手ライトストレートアウト１２－８

ＴＴＯ

川島サーブアウト１２－９、山城クロス１３－９、相手ライトクロス１３－１０、長瀬Ｄ１４－１０、相手ライトクロス１４－１１、中本クロス１５－１１、相手切れ込みクロス１５－１２、相手レフトストレート１５－１３、小松原イン、中本フェイント１６－１３、小松原クロス１７－１３、相手打ち切らずネット１８－１３

Ｔ２回目ＴＯ

相手クイックネット１９－１３、中本押し込み２０－１３、宮下サーブネット２０－１４、小松原クロス２１－１４、高柳インサーブ、金田クロス２２－１４、金田クロス２３－１４、佐伯イン、相手レフトクロス２３－１５、相手ライトクロス２３－１６、小松原被ブロック２３－１７

Ｏ１回目ＴＯ

相手ライトブロックアウト２３－１８、相手レフトクロス２３－１９、佐伯クロス２４－１９、２４－２０、相手ライトブロックアウト２４－２１、山城ブロックアウト２５－２１

ストレート勝利、素晴らしかったです！！

（試合後雑感）

いやぁ、やりましたね！

大学チームではあったものの、ここまで東レ、久光とＶチームをいずれも３－１で破り、下北沢成徳高校もフルセットで制して３連勝できていた全日本インカレ優勝チームの筑波大学に対し、岡山シーガルズが、その勢いを制し、貫禄を見せつけてストレートで破りました！！！

非常に素晴らしかったです！！

今日の試合はどうでしょうね、細かくは振り返りませんが、第１セットの冒頭は、少し力みが見られたでしょうか、自らのミスなどもからみながら筑波大学に先行を許す流れとなり、ＴＴＯは、１０－１２の２点ビハインドで迎えました。

しかし、この間も、金田選手と中本選手の両レフトは気持ちよく決まっていましたので、ほとんど不安を感じることなく、いずれ逆転するであろうと思って見ていましたところ、このＴＴＯが明けて以降は、さすがの金田選手でしたね、金田選手が非常に落ち着いた硬軟織り交ぜた攻撃で相手を翻弄し、３連続アタックで１３－１２と逆転して以降は、完全にシーガルズがリズムを掴みました。

そして、ジワジワと点差を広げる展開となって、セット終盤には、２２－１６と６点のリードを取り、その後筑波大学の若干の追い上げを受けながらも、決してリードを譲ることはなく、第１セットは、２５－２２でシーガルズが取り切ることに成功しました！

そして、これで落ち着きと確信を掴んだシーガルズは、第２セットは、序盤から相手を圧倒し、宮下選手のノータッチエースやリリーフサーバーの甲斐選手のエースなども飛び出しながら、どんどん点差を広げ、このセットは、２５－１６の大差で取る結果となりました。

この第２セットは、ライトの山城選手（筑波大学ご出身です）の攻撃や二枚替えで入られた小松原選手のアタックなどもよく決まり、長瀬選手と川島選手のセンター攻撃も織り交ぜながら、多彩な攻撃で相手を圧倒しました。

そして、こうして王手をかけた第３セットは、もうシーガルズの勢いは止まらず、セット序盤から４～５点のリードを取って進め、ラリーはことごとく制しながら、セット終盤には、２３－１５の８点リードを取ることに成功しました。

そして、その後、そのままの流れで一気にストレート勝利を果たすことは十分できた状況だったと思いましたが、ここで、明日以降のことも考えてのことだったと思いますが、今大会はここまで自重気味の出場となってきている佐伯選手がコートに入られ、少しリズムが違ったことを契機に相手に連続得点を許す展開となり、２３－１９の４点差まで追い上げられましたが、それでシーガルズの皆さんが動じることはもちろん全くなく、佐伯選手が見事なクロスで２４－１９とマッチポイントを掴んだ後、最後はしぶとく抵抗しようとする相手を制して、筑波大学ご出身の山城選手が豪快なブロックアウトでとどめを刺され、２５－２１とし、この試合、シーガルズが見事な貫禄のストレート勝ちを収めることに成功したのでした！！！

いやぁ、素晴らしかったです。

筑波大学チームも、強度の粘りがあって、しばしば長いラリーになりましたが、そのあたりはやはりシーガルズを上回るまでには至らず、ラリーはほとんどシーガルズが制する形で試合が進みました。

途中、城戸陽菜選手の見事なディグも何度か見られましたね。

また、攻撃陣では、先に触れましたように、今日は特に金田選手の落ち着きと巧さが非常に光りました。

今日のシーガルズの分厚い安定感は、この金田選手の高レベルな硬軟織り交ぜた攻撃が生み出し、主導したと感じました。

また、中本選手も随分うまくなられて、相手のコートを冷静に見た攻撃も頻発されるようになりましたね。

今日は、サーブで攻めることもできており、エースも何本か出て、非常に効果的でした。

とにかく今日は、全体的に、やはりシーガルズの地力が数段上回っていると感じさせていただけた見事な試合だったと思います。

非情に素晴らしかったです。

さあ、これで岡山シーガルズは、準決勝進出です！！

明日は、強敵日立Astemoリヴァーレと対戦することとなりましたね。

ここは、今大会の最大の山場になりますね。

今大会、個人的には、日立Astemoは、全出場チームの中でも、最初から優勝候補の一角と感じさせる強さを示してきているチームではないかと思います。

構成メンバーは、先のV Cupのときと同様で、セッターは、雑賀選手（２）に、両レフトは長内選手（３）と、高間選手（１５）か室岡選手（１６）、ＯＰは野中選手（１３）、ＭＢは入澤選手（１４）と、その対角は生井澤選手（２１）、リベロは徳本選手（２０）という基本構成ですね。

この中では、生井澤選手（２１。なまいざわと読むそうです）が今季加入の若手選手で、他の選手に比べればなじみが薄い感じがしますが、日立は渡邊彩選手（９／ＭＢ）とタットダオ選手（５／ＭＢ）が不在となっていますので（タットダオ選手はすでに退団されており、渡邊選手も今季限りで退団されることとなっています）、明日も生井澤選手はほぼ確実に出場してこられると思います。

https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12824500674.html

この選手は、サーブがよく、今大会もここまで何度かエースを決めてこられていますので、そのあたりは、注意が必要ですね。

野中選手もサーブは非常にいいですので、明日の試合は、レセプションには十分に集中を効かせたいところだと思います。

また、入澤選手のクイックは、高いところから来ますので、逆にシーガルズはサーブで攻めて、できるだけ相手を崩したいですね。

今大会の岡山シーガルズも、優勝候補の一角であることは間違いなく、全員が集中して強度の粘りを発揮し、本来の力を出し切ることができれば、強敵日立Astemoといえども、打ち負かすことは、十分、十二分にできると思います！！

明日勝てば、いよいよ決勝の舞台です！！

ぜひ明日は、全員が強烈に集中し、全精力を注いで勝利を掴んで頂きたいですね！

非常に楽しみです！！

頑張れ、岡山シーガルズ！！！！！！！

明日（第５日　準決勝）の対戦予定

https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12845914725.html

https://www.jva.or.jp/wp-content/uploads/2024/03/kt_kumiawase_kurowashiki2024-1.pdf