シーベルズキッズクッキングクラブです。
今日は土曜日クッキングを少し早く始めて、少し早く終わり、
電車に飛び乗って、
息子の高校の「保護者対象進路説明会」へ。
そこで出たお話。
神奈川県の中学生が塾に通う割合は、
全国と比較してもかなり高く(ウンウン、そう思います)、
息子の通う高校に所属する学生たちが中学校で塾に行っていた比率は
さらに高いというグラフを見せられました(ほぼほぼ9割以上)。
塾に頼って勉強してきた子たちは、
高校に入り、
テキストが与えられないから・・・
と、とたんにどうやって勉強したらよいか分からなくなるそうです。
自分で自分を分析する力が低いとのことでした
実は、私が塾に対して危惧していた点はここでした。
中学校で初めて定期テストを体験する子供たち。
ここで、自分で勉強のやり方を見出し、
どうやって勉強していくかを習得し、
自分にあった勉強の仕方を見つけていくのだろうと思いますが、
この過程をとばして、
塾から与えられたテキストばかりしている受動的な勉強てどうなんだろう・・・と。
もちろん、この辺りの中学生が塾に通わざるを得ない
地域的な理由も少なからずあるのです。
息子の通っていた公立中学校では、定期テストの際、順位が出ません。
また、一部の高校入試に課せられている「特色模試」対策に関していえば、
中学校ではまったく取り扱われず、
また情報量に関しては圧倒的に少ないです。
塾頼みの現状があるのも事実です。
もちろん、もっと勉強したいお子様や、
ここは苦手だから強化したい、というお子様にとっては
塾は有益なものだと思います。
ただ、皆が通っているから、
という理由で早くから塾に通わせる必要はないんじゃないかな、と思います。
自分の力で課題を見出し、
勉強していく力というのは
高校、大学に、社会に出てからさらに必要になってくるのではないでしょうか。
キッズクッキングでは、
子供たちが料理を通して、
これは何でだろう?
こうしたらどうなるかな?
と、気づき発見する箇所がたくさんあります。
こういうふうにやってね、と言っても、
特に男の子は、いやいやこうしてみる、と実験精神が旺盛です。
そのような時は特別な理由がない限りそのようにさせます。
実際やってみてそこから学ぶことがあると思うからです。
現代の子に必要なのは、このような生の体験だと思います。
最終的に、子供たちには、
自分で自分が食べたい料理を自由に作る力をつけてもらいたい、
と思っています。
それまでに、ある程度の基礎となる土台を子供たちと築いていけたらと思います。