みなさん、こんにちわ。

6月なのに、すっかり夏ですね!
観賞魚が楽しめる時期にだんだんなってきました☆

突然ですが、水生昆虫という生物を皆さんご存知ですか?

ゲンゴロウやタガメ、タイコウチなど名前だけでも聞いたことある方は多いのではないでしょうか?

私がアクアリウムを楽しむきっかけになった生き物なのですが、主に水田や池、沼などで生活する彼らは近年では農薬や生活排水、人間による一方的な土地改良の影響で自然下では全く見られなくなり環境省の出すレッドデータの絶滅危惧種に指定されている種が殆どです。

ましてや、彼らのエサとなるメダカや、ドジョウ、おたまじゃくし等も今では珍しくなりつつあります。

私がこの生物達に興味を持った中学生時代に地図を片手に県内の数多くの池や沼を採集に訪ねましたが、水生昆虫の中でも環境汚染に強いミズカマキリ、タイコウチのみ出会えただけで、その他はペットショップや水族館、図鑑でしかお目にかかれていません。

一度だけでも、実際に採集し生息環境を覗いてみたいと思い友人達と関東の某県まで採集に向かいました。

{59993776-D8E3-47D1-9BB0-E7AB04811F5F:01}

昔揃えた文献などの資料を元に谷津田が残る田舎の集落へ。。。

{2628718F-439B-483B-809A-A0EC65C14D51:01}

田んぼには、メダカ、フナ、ダルマガエル、ホトケドジョウなど近郊ではまずお目にかかれない生物が泳いでいました。
如何に自然が尊く、貴重な物か考えさせられます。
{1F3E6809-CAB7-46D8-B18E-07DCD8EB650B:01}
{63E57B03-C7AA-4905-A2A7-D6B5C3022016:01}

田んぼの畦道に自生する水草、
熱帯魚店などでヘアーグラスの名で売られている植物。
その他様々な水草も発見できました。
アクアリウムでは主に↓水槽のように絨毯状に這わすのが人気です。

日本名はマツバイという名前の草です。
{EFB5F354-4074-4401-98D5-14B51111B4C9:01}



今回の採集目標ですが、最大の水生昆虫であるタガメですが生息環境に一致する場所〔動植物が豊かであるか、水が留まるあるいは微量の流れ込みで常に綺麗な水であるか、水温が高くないか、等。。〕
を見つけるのが非常に困難であり採集に至りませんでした。

居そうな場所を見つけても何らかの大きな欠点があり、本来人間の身近に生息していた彼らは如何に汚染のダメージを受けたかが伺えるようです。

しかしながら、レッドデータに準絶滅危惧種に名を連ねている水生昆虫『コオイムシ』、魚では『ホトケドジョウ』を採集することができました。
またか『ナマズ』の稚魚も採集できましたが、埼玉県では『ナマズ』ですらレッドデータに記載されています。

身近な自然をもっともっと大切にしていきたいと強く感じた1日でした。

虫が苦手な方もいらっしゃるので画像は控えます(笑)

では(^O^)/