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シネマその他002: インターステラー

インターステラー (監督:クリストファー・ノーラン)
☆☆☆☆☆

公開当時試写会で観てピンと来てなかったのが、今回のテネットで思い出して、テーマといえばこの作品の方が良かったよなーと思っていたところに、たまたまCSチャンネルでやっているのに気づき、早速録画。3時間もあるので最初1時間観て(地球から旅立ったところ)、さらに2回に分けて観ようと思ったのですが、引きこまれてしまいそのまま最後まで観ました。
今さらながら超のつく名作ですね。TOHOシネマでやってたノーラン祭りで観ておけばよかったと今頃思っています。



<以下もちろんネタバレありです。ご注意ください>


何がいいって、もちろんテーマ。ただこの主人公、人類の未来と家族愛どちらかというとマーフィーへの愛が強いので、他の人からするとカチンと来ているでしょう。そこも含めての主人公がかなりひとクセあるのが不思議なことにじわじわと愛着がわいてくるのです。かつて観たときにかなり強烈だったマン博士の一件は2回目で観てみるとかなりマン博士にも同情できるところはあると思いました。もちろんやりすぎですが。
なんといっても一番すごいというか面白いのが、地球と宇宙との時間のずれ。マーフィーの役者がどんどん変わっていきますね。しかも、クレジットを観てようやく気づいたのですが、最初のシーンの人って…。その次の飛行のシーンも意味に気づいていませんでした。


テーマの話に戻りますが、根本的にあるのが「誰かへの愛」であり、そのために本来なら成し遂げなければいけないことを成し遂げようとする、これがあるので、全体がしっかりとまとまっていると思うのです。私が好きでない、悪い人が出てきて最後ドンパチでやっつけてめでたしめでたし、
というものの対極にある感じです。格闘シーンはありましたけどね。

以前私が観ていてピンと来なかった理由の最も大きいものが、都合がよすぎる、ということです。どうして本棚の裏側にちょうど出てくるんだ、ということ。ただ、これも、誰か(未来の人類なのか?)が後になってそのように整えてくれたというように確かに説明はできています。時間のずれがあるためということで、私もすべてはわかってはいませんが、何となくは納得できました。
もうひとつ、マーフィーがどうして畑に火をつけたのか。これも謎だったのですが、Yahoo知恵袋などでわかりました。火をつけたことがなぜその後追及されなかったのかはわかりませんが。マン博士のシーンと畑のシーンを交互に出して観ている人の心を動揺させるという意図はきっとあったでしょう。実際かなり混乱させられましたが。

改めて観ても納得できなかったのが、一番目の星でドアの閉まるのに間に合わず第一の犠牲者となったメンバーのこと。その後に少ししか彼について触れられず、まだどこかに乗っているのかと思ってしまいました。あと、星に着いて基地(というか基点)を作った時、星条旗が掲げられていること。ここでまで米国国旗を出すのかということ。

いろいろ書きましたが、全体を貫くテーマと、その筆致のおかげでとてつもない名作感を感じたことを述べておきます。また、アン・ハサウェイおよび愛すべきTARSの存在が大きかったことも間違いないです。

シネマイレージ016: テネット

テネット(監督:クリストファー・ノーラン)

☆☆☆★

これは、ストーリーというよりは、このアイデアを映像にしたくて作っただけの映画だね、って感じ。でもそこに大量の製作費と技術をつぎこみまくることがすごいんだろう。内容的にはまったく残るものがなく、むしろ映像が頭の中に残ってくるので、これが逆に作者の意図なのだろうか。

おっと、大事なことを言い忘れていたが、主人公が黒人というのは、BLM後の映画ということか。
しかも、強靭で、知能が高い主人公。

ちなみに、ストーリーが何を表していたのかは
観覧後ネットでまとめられているのを読んで、感心した。でもだから何だっていうんだ。単に〇〇と△△が同時に進行するのを映像として表現したかっただけなのでは。

シネマイレージ015:コンフィデンスマンJP プリンセス編

コンフィデンスマンJP  シンデレラ編(監督:田中亮)

☆☆☆☆★

TVシリーズも見てないし、単に長澤まさみを観に行くために行ったようなもの。ところが、"シンデレラ"になる約の女優さんが、じわじわと持ち味を発揮し、長澤サンと互角と言ってもいい存在感を出してきたのにはおどろきました。観る前まで名前もほとんど聞いたことのない人だったし。(関水さんです)
作品としては、最終的になんとかなるんだろうと気楽に見れるのがいいです。
柴田恭兵は最初なんて老けたんだろうと思うが、こちらもじわじわと良さが出てきます。そして、問題の東出が、独特ののぽーっとした感じがむちゃハマってます。かつての"問レス"から変わってない安定感。
途中なんとも違和感があったのが、アジアの富豪なのになぜ日本人ばかりなのかということ(それを言っても仕方ないか)。でも、それもあってのビビアン&デヴィ夫人なのか。
点数を見てお分かりのようになにげに結構気に入っています。

P.S.観た時既に春馬後でしたが、竹内さんまでとはショックです。「あすか」にはハマってました。