はじめまして。
私は放課後等デイサービスで勤務をし、脱サラし、独立。
現在、児童発達支援・放課後等デイサービス事業所を運営しています。
私自身、理想と現実の間で悩むことばかりで、まだまだ未熟者ではありますが、福祉の現場で働いた上で経営者となった自分だからこそ、伝えられることもあると思い、ブログを始めてみました。
少しでも皆様に有益な情報を提供できたらと思います。
何卒よろしくお願い申し上げます。
こんばんは
今日は感覚統合というものについて少しだけ説明しようと思います
まず人間の感覚には五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)の他に固有感覚(手足の状態・筋肉の伸び縮みや関節の動きを感じる感覚)、前庭覚(身体の動きや傾き、スピードを感じる感覚)等といった様々な感覚があります。
この五感の中の視覚、聴覚、触覚と固有感覚、前庭覚の5つが育ちの基礎となる感覚であるといいます。
大切なのはこの育ちの基礎となる感覚がバランス良く育っていることです。
これを感覚統合といいます。
では何故バランス良く育つことが大切なのでしょうか?
感覚統合を分かりやすく知るのに表を用いると分かりやすいです。
この表は感覚統合を表した表になります。
先ほど説明した育ちの基礎となる5つの感覚(視覚、聴覚、触覚、固有感覚、前庭覚)が一番下にあるのは、この感覚が土台となり、ここが育たないと上の段階の療育を行っても崩れていってしまうことを表しています。
それ以外でも例えば姿勢を上手く保てないお子様が指先のトレーニングを行っていても上手くいかないですし、よくあるのが小学校が上がるにあたって、学習の遅れが見られるお子様はただ学習をする(1番上の段階)のでなく、そこから段階を下げて言語コミュニケーションや指先の器用さ等に課題がある可能性もあります。
(中々難しいと思いますが)まずはお子様がどの段階にいるのかを見極めて、そのお子様に合った療育を行うのが感覚統合の考え方です
感覚統合が上手くいかないとどうしても失敗体験を多くしてしまいます。
どんなお子様も私だってそうですが、失敗経験ばかりでは自己肯定感が育まれていきません
お子様に「出来た」を多く実感してもらうにも、感覚統合をいうものを知っておくといいと思いますね
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