はじめまして。
私は放課後等デイサービスで勤務をし、脱サラし、独立。
現在、児童発達支援・放課後等デイサービス事業所を運営しています。
私自身、理想と現実の間で悩むことばかりで、まだまだ未熟者ではありますが、福祉の現場で働いた上で経営者となった自分だからこそ、伝えられることもあると思い、ブログを始めてみました。
少しでも皆様に有益な情報を提供できたらと思います。
何卒よろしくお願い申し上げます。
こんばんは
約2週間ぶりのブログになりますね
継続してブログを書ける方は尊敬します
自分も頑張らなくては…
では今回はTEACCHプログラムというものについて解説します
皆さまはそもそもTEACCHを知っていますか
TEACCH(Treatment and Education of Autistic and related Communication-handicapped Children)プログラムとは、アメリカのノースカロライナ州で実施されている主に自閉スペクトラム症(ASD)の方やその家族に向けた支援プログラムのことを言います
TEACCHプログラムは以下の9つの原理から出来ております
1.理論ではなく、観察からASDの特性を理解する。
2.親や専門家との協力が必要。
3.治療ではなく、自分らしく地域の中で生きていけることがゴールである。
4.個別に正確な評価を行う。
5.構造化された指導法を利用する。
6.認知理論と行動理論を重視する。
7.スキルを伸ばすと共に弱点を認める。
8.スペシャリストを超えて、ジェネラリスト(ASDの方に関わる人は、ASDの方を取り巻くあらゆる問題に精通していなければならないという考え)であること。
9.生涯にわたり、地域に根差した生活を送る。
…これだけ伝えられても多分よく分からないとは思いますが、よく支援の仕方で絵カードだったり、ワークシステム等を用いる療育事業所様がありますが、これも元々はTEACCHの考えから基づいているものであり、これが上記の5の構造化といいます
因みに自宅で絵カードを用いた支援は難しいと思うのでこのアプリかおススメ
アプリで写真を撮ってさらに声も録音出来ます
ただ少し注意なのですが、それこそ4の個別に正確な評価を行うという原理に通じるのですが、必ずしも構造化が有効であるという訳ではありません
例えば絵カードを用いた支援が効果的と言われることがありますが、
視覚優位(目で取り入れた情報処理が得意なこと)のお子様には効果が期待出来ますが、
聴覚優位(耳で取り入れた情報処理が得意なこと)のお子様に絵カードを通して支援をしても効果は出にくいものがあります。
やはり絵カード一つの支援にしてもお子様の性格であったり、特性を理解した上で個々に合った支援を行うのが基本です
以上でTEACCHプログラムの説明を終わりにします
細かい支援方法はまた別の機会にお伝えしますね
TEACCHをより知りたい方はこちらの本がおススメ!
但し少し専門的なので、難しいと思われるかも…
TEACCHプログラムに基づいた様々なアイデアが載っております!
私の事業所でも沢山アイデアを頂きました