当方が凄い気になるドイツの予備役軍人さんの
アルフレード.ベッカー予備役砲兵少佐を紹介しますね。
この人は、いろんなドイツ戦車関係の本で名前や映像が出てくるんだけど、何やってたんかは良く分からない人物でしたが…。
この人は…万年兵器不足ドイツ軍に自分のアイディアを売り込み採用させた凄い人です。
経歴は
1899年クレフェルト産まれで機械工学博士号を取得し会社経営者として頭角を現す。
1939.8/28にクレフェルト軍管区にて新編成された第227歩兵師団に召集されて1年後に大尉に昇進し第227歩兵師団第227砲兵連隊第12砲兵中隊の中隊長の指揮官になります。
上記経歴では、一切触れらてませんが間違いなく第1次大戦でも従軍してると思います。
戦間期は会社経営者として成功してますので、間違いなく優秀な人物であり、この経験が後に活かされるんですね。
いい意味でも悪い意味でも?
それにしても戦争前に40歳間近で召集されたってのも多分、過去に従軍してた経歴からなんだと思います。
砲兵科なのも元々砲兵科に所属してたからだと思います。
因みに砲兵ってのは力仕事なのは当たり前なんですが、それ以上に頭も良くないと勤まりません。
基本的に物理学の応用で第1次大戦に発達した砲術をが必用なのでベッカーさんには最適の兵科ですね。
多分、召集されて基礎訓練修了後に予備士官に任命され士官学校なり砲兵学校にて訓練後に中隊長に任命されたんだと思います。
しかも召集されて1年以内に予備役大尉に昇進って凄いな。
第227歩兵師団自体は当然ポーランド戦には編成中なのでフランス戦から出陣します。
フランス戦での第227歩兵師団はオランダからベルギーそしてフランス領内に侵攻の西方電撃戦でベッカーは、いろんな意味で活躍します。
第227歩兵師団自体は馬さんが主力の徒歩の歩兵師団であり、当然ベッカーの第227砲兵連隊第12中隊は馬さんが大砲を曳きます。
しかも悪い事に15cm重榴弾砲で本来なら電撃戦とは縁が無いはずなんですが…
オランダのアマースフォルトって所でベルギーとオランダから捕獲した優秀な砲兵トラクターで馬匹牽引の砲兵隊から機械化砲兵に再編成されます。
ここからベッカーの怒涛の大進撃が始まります。
更に捕獲した装甲車で同じ師団仲間のオートバイ兵の第227偵察大隊を装甲車隊を編成し前線に投入されます。
ベッカーの機械化砲兵と偵察大隊は常に師団本部より30~40km前方で戦闘してたって活躍します。
フランス戦でのベッカーは間違いなく活躍しただけでなく機械化された砲兵の運動性と戦利品の有効活用方法の経験が後のベッカーの運命を確定します。
いやいや、どうですか?。
まだまだベッカーの活躍の最初の部分ですよ♪。
フランス戦後のフランス駐留することになる第227歩兵師団でベッカーは第227砲兵連隊第15中隊に移動しノルマンディで砲兵陣地構築の任務に着きます。
そこで任務の合間に多分勝手に新兵器開発に中隊の部下と共に邁進します。
続く