戦略兵器としてみるシャーマン | スダコフツ167のブログ

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FC3Sとの日常と、戦車模型の考察が、中心です。

スダコフツ167の意味はドイツの4号突撃砲です。

シャーマンってさ。
何が面白いかって、沢山の著名人達の見解が、面白いんだよ。



シャーマンは基本的に、M2戦車のから発達し、大口径ターレットリングの開発に時間が掛かるって理由で、M3戦車を取り敢えず間に合わせで、量産し問題点や量産のノウハウに規格としてのM4戦車を熟成させて、
M4.M4A1.M4A2.M4A3.M4A4を主要モデルとして量産しました。
総じてシャーマンは適度な装甲と平均的火力とずば抜けた機動力と生産性能と整備性がありました。



見解その1
アメリカ人
アメリカ人はアフリカを初めドイツ戦車にボコボコにやられてますから、戦車兵は常に火力と装甲をどうにかしろと注文しますが、本国は基本的に無視してシャーマンの改良型で、乗り切ります。
ブラットレー将軍は戦車兵達の思いつきの防御力アップ方法は特に問題にしてませんが…。
鬼将軍のパットンはコンクリートや土嚢を積み上げたシャーマンを見掛けたら怒鳴り込んだって話や写真が残ってます。
理由はアメリカ軍人らしくないとか見苦しいとか良くわからない理由からですが、アチコチで、問題起こすパットンの理屈は非常に戦車兵から不評で、流石のパットンも不味いと思ったのかパットン軍所属のシャーマンは破損した戦車から剥ぎ取った装甲を追加する本格的な方法を開発しました。



見解その2
イギリス人
イギリス人はアフリカで、シャーマンに乗れると凄い喜んだそうです。
自分達の戦車がポンコツだからでしょうね。

更にアメリカ人が、要らないって押し付けられたM4A4をを自分達の戦車よりよっぽどましと言う理由で、乗りこなします。
問題点のマルチバンクエンジンも、基本的には商用エンジンが元になってるからか複雑なれど安定した性能を発揮しました。
本命のM4A3がエンジンの開発に時間が掛かったのとは偉い違いだ。
更に大改造のファイアフライなんてのも作ったのは流石イギリス人だね。

見解その3
ロシア人
戦車にうるさいロシア人ですが、M4A2に対してはべた褒めです。
居住性が良く運転しやすい故障が少ない機動力があるので76mm砲型は多数が親衛連隊に装備されてドイツ本国に攻め込みました。
M4A2のディーゼルエンジンは直6エンジンを2つ並べたツインエンジンで、クラッチも2つついてましたが馬力もトルクもあり片方のエンジンだけでも充分機動力があったので、大戦中は最強のシャーマンと評価されます。
スターリン好みの戦車でもありますね。

見解その4
ドイツ人
基本的にドイツ人はシャーマンは注意すれば大丈夫って考えでしたが、時に自分達の戦車だと通行不能だと思ってた場所から攻めて来たりと機動力は褒めてます。
捕獲したシャーマンを見たシュペーア軍需相はシャーマンの生産性能の高さをべた褒めし、一緒に見学したヒトラー総統にシャーマンをドイツで作るべきと力説しましたが、見た目不恰好のシャーマンにヒトラーは難色を示して、ドイツ的美しさが無いって良くわからない理由で、却下しました。

見解その5
日本人
まぁ日本人から見たらシャーマンは非常識な重戦車でありました。
本当はアメリカ人も太平洋の小島でシャーマンなんか使いたくなかったんですが日本人の作った防御陣地が、固すぎた為に仕方なくシャーマンを投入しました。
そんなんだからチハみたいなので戦車戦は不可能だからダックイン戦法になったんでしょうね。
戦後、日本戦車開発の責任者の原氏と荒城氏と河野氏との談話が、恐ろしい。
M4よりチリとチトの方が優れてるって断言するなよ。
コイツらまずいよな…。
因みに原氏は戦後シャーマンを試乗した際に操作系統の遊びが多いとかペラシャフトのカップリングが、強度が足らないって言ってたけど、遊びが多い操作系統はパワーアシストが、無い操作系統で遊びを作る事で勢いをつける事で操作しやすくなる工夫であり、ペラシャフトの件はヒューズの役割で間違った操作や異常な負荷が、掛かった場合カップリングが、破損する事でエンジンや変速機が、壊れないようにする工夫だそうです。



間に合わなかった最強兵器より間に合った平凡な兵器の方が優れてるってのが大戦中の教訓が、良く理解してないんぢゃないかと思います。
最後にシャーマンって、なんでいつも履帯が、ピンと張った状態なのかわかりませンでしたが、あれはオートテンショナーで常に最適な張り具合をやってくれるらしいです。
ドイツ戦車みたいに、しょっちゅう張り具合調整しないといけない、めんどくさい作業が要らないってのも優れてる証拠だと思います。

今回のM4A3 76wはイタレリの車体にパンツァーコンセプトの砲搭にタミヤのキャタピラーに細かい部品をビキマンして製作。
1944の後期のアメリカ軍を想定して製作。
イタレリの車体はロットによって改良型に進化してますので黄色の箱は最初のロットだとA2に改造が、困難なんでA2にしたい人はマリーンかタミヤのソ連仕様が、お勧めです。
黄色の箱はA2って書いてますが普通にA3とゆう紛らわしいキットです。