仙台城ガイドボランティア会のブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。m(_ _)m
本年も仙台城ガイドボランティア会をよろしくお願いいたします。
新年一発目のブログ初めは、仙台城の凄さからスタートすることにいたしましょう。
さて、敷地面積が世界一のお城はどこでしょう?
その答えは、UNESCO世界遺産にも登録されているポーランドのマルボルク市にあるマルボルク城だとネット検索では答えます。12世紀の中世にドイツ騎士団が建設したお城で敷地面積が8.1227ヘクタールなのだそうです。↓
がしかし、日本のお城も実は負けてはいないのです。
日本の最も広いお城は徳川家康が手掛けた「江戸城」です。徳川将軍家の力を誇示するためには戦国時代にあったどの城よりも巨大なものを作る必要がありました。
内郭でも面積が424.8ヘクタール、外郭だと周囲15.7キロメートル、総面積は2,082ヘクタールにも及びます。東京の中央区と千代田区がすっぽり入るほどの広さです。(ただし、明確な数値は資料の不足で把握できていません)
この時点ですでにマルボルク城の敷地面積を余裕で超えております。
これに次ぐのが豊臣秀吉時代の「大坂城」です。外郭まで含めた総面積は推定で420ヘクタールで現在の大阪城公園の約4倍の広さにあたるのですが、当時の資料があまり残っておらずこちらも正確な面積をはじき出すのが困難なのだとか、さすがは天下人のお二人だけに今となっては幻の東西対決といったところでしょうか?
さて、たいへんお待たせいたしました、本日の真打ちの登場です!
さすがに天下人で鶴の一声で「天下普請」という奥の手が使えるお二方と違って、伊達政宗様は奥州の一外様大名でありますから数字の上では及びませんが、それでも第3位。本丸、二の丸、三の丸(東丸)を足すと6.6ヘクタールの敷地面積がありました。(マルボルク城にはちと足りませんでした)
日本一の伊達男が杜の都に希望を託して築いた夢の城、仙台城。
政宗様が眺めた仙台城下の景色と現世の仙台の景色を重ね合わせて、ご覧になってみませんか?