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時代劇が数少なくなった昨今、歴史好きの唯一の心のよりどころだったNHK大河ドラマ。
以前は日曜夜8時というゴールデンタイムでの放送枠ということで、我らが伊達政宗様が主役の
「独眼竜政宗」が平均視聴率39.7パーセントという金字塔を打ち立てたのは、1987年ですから、今から39年前のこと。
しかし、最近大河ドラマの様子が少しおかしい。
ニーズの多様化や趣味・趣向の多様化もあり、家族が同じ番組を観るという神話も崩壊し、ネット社会への移行に伴い、テレビがお茶の間の主役の座を奪われた影響もあるのでしょう。
2019年の「いだてん」の最低視聴率8.2%の凋落を取り返すべく、NHK大河ドラマは麒麟が来る、青天の霹靂、鎌倉殿の十三人と日本史のラスボス級のメインキャラをスルーし、あえて、日本史のニッチなサブキャラ級をメインに据えた策に打って出たのですが、平均視聴率は麒麟14.4%、青天14.1%、鎌倉12.6%と数字はいま一つ。
ならばと家康役に松潤を起用した「どうする家康」はなんと鎌倉殿を下回る結果に。(11.2)
その後「光る君へ」、「べらぼう」と変化球で様子を見ておりましたが、10.7%、9.49%、と下げ止まりにブレーキが掛かりません。(>_<)
もう、なりふり構ってはいられない。ここは、切り札、ジョーカーを使うしかないかと。誰もが知っていて知名度も人気度も抜群の、農民から天下人になった、あの男。
しかし、ここでまた変化球心がくすぐられる。
すでに登板回数が上限に達した感のある秀吉の再登板では、新鮮味が薄い。配役だけインパクトを与えても「どうする~」の二の舞だ。であれば、日の当たらない弟の秀長をセンターに置き、兄弟として主役に据えるというバディもの(2人の主人公が相棒(コンビ)として協力して事件や目的に挑む関係性)という新境地を大河ドラマに持ち込んだ。
満を持しての戦国ものであり、しかも秀吉が絡んだ兄弟もの。とくれば、視聴者の興味は高まり、人気が出ること間違いなし、のはずだった。
ふたを開けてみると、初回13.5%、2回12.2%、とまずまずかと思われたが、5回12.5%、、6回11.8%、10回12.1%、と振るわない。
15回が11.6%、20回も11.6%、本能寺の変の27回も11.3%。
8月30日の33回は9.2%ととうとう10%を下回ってしまいました。
この33回は賤ヶ岳の戦いの後の柴田勝家の最期が描かれていたのですが、あろうことか柴田勝家が妻のお市の方と仲良く手をつないで北庄城からダイブするという、奇想天外な結末にネットでは賛否両論(否というか火かも)が語られているそうな。(あそこは普通に自害なのでは?)
史実の尊重を取るべきなのか?、あっと言わせる演出を優先させるべきなのか?
(そういえば、17回ではお市様が浅井長政の介錯をしていたシーンもありましたな)
あと17回、私は最後まで見届けるつもりではおりますが、果たして「豊臣兄弟」は大河のボニー&クライドになるのか?それともSMAPのヒット曲になるのか?
https://www.uta-net.com/movie/12864/