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9月3日のこのブログで、伊達政宗様の好物について書いてみました。
では、逆に嫌いな食べ物、苦手な食べ物というのはあったのでしょうか?
政宗様ほどのレジェンドであれば、好き嫌いせずになんでも食したはず。
そもそも嫌いな食べ物があったら、家臣に示しがつかないのでは?
でも、政宗様とて人の子。ひょっとして苦手な食べ物はあったのかな?
今日はその辺を紐解いていくことにいたしましょう。
政宗様は、鷹狩りや料理を趣味とする文化人としても知られていました。自ら台所に立って料理をしたり、新しい料理を研究したりするほどの食通であり、料理好きでした。
そんな政宗様が嫌いな食べ物は、臭いの強いものだったそうです。具体的には、フナ、ウナギなどの魚類、そして生臭い野菜類などが挙げられます。
政宗様が臭いの強いものを食べることを嫌ったのは、単に好みの問題というだけではなく、健康上の理由もあったと考えられています。政宗様は、戦国時代の武将であり、常に戦場に身を置いていました。そのため、健康を維持するためには、食事に注意する必要があったのです。
臭いの強い食べ物は、消化不良や食中毒の原因になる恐れがあります。そのため、政宗様は臭いの強い食べ物を避けることで、健康を維持しようとしていたようです。
また、政宗様は「少しも料理心なきはつたなき心なり」という言葉を残しており、料理を芸術として捉えていたと考えられています。そのため、臭いの強い食べ物は、政宗様の美意識から見ても、好ましいものではなかったのかもしれません。
味覚や嗅覚というは、太古の昔から食べ物を食べるときのセンサーの役割を果たしていました。
そういう用心深さが政宗様の長寿を支えていたのかもしれませんね。
※昨今の歴史研究の進展は目覚ましいものがあり、過去の書物に記された史実や出来事などとは別の説が発表されたり、歴史認識が改められたりしている事も多く見受けられます。このブログで書かれたことは、諸説ある中でも多く語られることの多い部分を抽出して書かれたものであり、歴史認識や見解の確からしさを断定するものではありませんことをご理解頂きますようお願い申し上げます。