仙台城ガイドボランティア会のブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。m(_ _)m
日本全国どこへ行っても、毎日暑い日々が続いておりますねぇ。
このブログを御覧のみなさまにも心から酷暑お見舞いを申し上げます。
それにしてもこの暑さ、厄介なのが夜になっても気温が下がらないということ。つまり、暑くて寝れないという状況に陥る。そこで安易にエアコンをガンガン効かせて寝てしまうと、今度は冷房によって体調を悪くする懸念があったりするという諸刃の剣だったりする。結果、多くの方が慢性的な睡眠不足になってしまっている今年の猛暑。
まさに「一億総睡眠不足社会」。せめてお昼寝で不足した睡眠時間を補いたいと思う人は多いのかもしれませんが、お仕事をされている方はそうそう会社でお昼寝タイムを取るという分けにはいかない環境の方もいるでしょう。たいがい社内はエアコンが効いてますから、寝るのには絶好なんですが、机に顔を突っ伏して眠ったり、椅子にもたれて起用に眠ったりと、窮屈な姿勢で寝るのが関の山といったところでしょうかね。
ごくまれに、周りに聞こえるようないびきをかく人もいたりするんですが、これはちょっと考えた方がいいかもしれません、、、。(-_-;)
さて、みなさんは我らが伊達政宗様が守り続けた寝姿に関する戒めをご存じでしたか?
なんと、伊達政宗様は生涯自分の寝ている姿を他人に見せなかったと伝えられています。
理由はこういうことなんです。
政宗様は「将たる者、寝姿など人前で見せるものではない」と考えていたからなのです。武将として常に強さと威厳を保つことを重視しており、寝ている姿を見せるということは、その威厳を損なうと考えておられました。また、政宗様は、寝ている姿は、自分の弱みを見せることだとも考えておられました。つまり、武将として常に強さを求め、弱みを見せることは、武将としての資質に欠けることなのだと。だから、政宗様は、自分の寝ている姿を人に見せることは決してしなかったということのようです。
まあ、こういう考えは、現代人から見ると、少し古臭いように思えるかもしれませんが、生き馬の目を抜くような戦国時代ですから、当時の武士社会においては、武士の品格や威厳は非常に重要視されていた分けで、政宗様は、武士としての品格や威厳を守るためにも、自分の寝ている姿を人に見せなかったのかもしれませんね。
ところであなたは誰かに寝姿を見られても恥ずかしくない派ですか?
それとも政宗様の考えにガッテン!派ですか?
でも、だらしのない寝顔を見られてしまったら、千年の恋も冷めてしまうかもしれませんよ。
※昨今の歴史研究の進展は目覚ましいものがあり、過去の書物に記された史実や出来事などとは別の説が発表されたり、歴史認識が改められたりしている事も多く見受けられます。このブログで書かれたことは、諸説ある中でも多く語られることの多い部分を抽出して書かれたものであり、歴史認識や見解の確からしさを断定するものではありませんことをご理解頂きますようお願い申し上げます。